U-17W杯で突きつけられた世界との差。茫然自失で見上げた空...機は熟した。藤田譲瑠チマは噛みしめた悔しさを晴らせるか【パリ五輪の選ばれし18人】
カテゴリ:日本代表
2024年07月03日
U-23アジア杯で優勝、大会MVPに選出
最終的に21年シーズンは28試合に出場。徳島での1年が藤田を一回り成長させたとも言える。22年シーズンは再びクラブを変え、横浜F・マリノスに加入。出場機会を増やし、ボランチで確かな存在感を示した。
同時に22年3月に立ち上がった大岩ジャパンにも継続的に招集され、パリ五輪を目ざすチームのリーダー格として振る舞った。同年7月に欧州組や一部の主力がいなかったとはいえ、E-1選手権でA代表デビュー。着実にステップアップしていった。
23年シーズンもクラブと代表で活躍し、夏には自身初の海外移籍を決断。ベルギー1部のシント=トロイデンに加入し、異国の地で新たなキャリアを歩み始めた。
現状維持は退化――。そう言わんばかりのチャレンジャー精神で、常に前を向いてトライを続けてきた。簡単な道を選ぶより、困難な選択をしてさらなる成長を目ざす。そのスタンスは今も昔も変わっていない。
同時に22年3月に立ち上がった大岩ジャパンにも継続的に招集され、パリ五輪を目ざすチームのリーダー格として振る舞った。同年7月に欧州組や一部の主力がいなかったとはいえ、E-1選手権でA代表デビュー。着実にステップアップしていった。
23年シーズンもクラブと代表で活躍し、夏には自身初の海外移籍を決断。ベルギー1部のシント=トロイデンに加入し、異国の地で新たなキャリアを歩み始めた。
現状維持は退化――。そう言わんばかりのチャレンジャー精神で、常に前を向いてトライを続けてきた。簡単な道を選ぶより、困難な選択をしてさらなる成長を目ざす。そのスタンスは今も昔も変わっていない。
今年4月半ばから5月初旬にかけて行なわれたU-23アジアカップ。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねた大会でキャプテンを託された男は、仲間を鼓舞し、チームを見事に優勝に導いて、上位3か国に与えられる出場権獲得に貢献した。
大会MVPにも選ばれた。名実ともにパリ世代の“顔”になった。
「自分自身も自チームで苦しい時期を過ごしたなかでも呼んでもらった期間があったので、感謝したいですし、本当にチームが良くなったなという気持ちもあるので、このままレベルアップしてオリンピックに向かっていきたい」
ピッチ内外で強烈なリーダーシップを発揮し、豊富な運動量とインテンシティの高いプレーで攻守に関わり続ける。機は熟した。悔しさを噛みしめたU-17W杯からの5年間の集大成として、大舞台に挑む。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「自分自身も自チームで苦しい時期を過ごしたなかでも呼んでもらった期間があったので、感謝したいですし、本当にチームが良くなったなという気持ちもあるので、このままレベルアップしてオリンピックに向かっていきたい」
ピッチ内外で強烈なリーダーシップを発揮し、豊富な運動量とインテンシティの高いプレーで攻守に関わり続ける。機は熟した。悔しさを噛みしめたU-17W杯からの5年間の集大成として、大舞台に挑む。
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