ボランチとして高みを目ざす覚悟
試合後、去就に関する明言は避けたものの、より大きく成長したいという思いは誰よりも強いはず。今回の神戸戦でやるべきことがさらに明確になったのではないか。
「今季の自分は最初、コンディションが上がらず、自分の思うようなプレーができていない試合が多かった。チームのバランスと自分のプレーを探すのにちょっと時間がかかってしまったのは確かです。
でもここ最近は、自分の良さとチームのバランスを整えることができる試合も増えてきた。それを継続していきながら、攻撃の部分で違いを見せることができないと、やっぱり上のレベルにはいけない。それを強く感じました」と、彼は改めて攻撃面やゲームコントロール力の改善への強い意欲を示したのだ。
神戸戦の終盤のように、ランコ・ポポヴィッチ監督からは状況に応じて最終ラインで使われることもあったが、異なる環境へ赴けば、似たようなことも起こり得る。SBやアンカー、攻撃的MFなど不慣れなポジションで起用される可能性もゼロではないだろう。それも覚悟のうえで、本人はボランチとして高みを目ざす覚悟を持っている様子だ。
「今季の自分は最初、コンディションが上がらず、自分の思うようなプレーができていない試合が多かった。チームのバランスと自分のプレーを探すのにちょっと時間がかかってしまったのは確かです。
でもここ最近は、自分の良さとチームのバランスを整えることができる試合も増えてきた。それを継続していきながら、攻撃の部分で違いを見せることができないと、やっぱり上のレベルにはいけない。それを強く感じました」と、彼は改めて攻撃面やゲームコントロール力の改善への強い意欲を示したのだ。
神戸戦の終盤のように、ランコ・ポポヴィッチ監督からは状況に応じて最終ラインで使われることもあったが、異なる環境へ赴けば、似たようなことも起こり得る。SBやアンカー、攻撃的MFなど不慣れなポジションで起用される可能性もゼロではないだろう。それも覚悟のうえで、本人はボランチとして高みを目ざす覚悟を持っている様子だ。
そんな佐野に、かつて自身もドイツ1部のハノーファーに挑戦したことのある神戸の山口蛍はエールを送った。
「僕が23歳の時と、今、23歳の彼では、彼の方が能力的にも上だと思うし、持ってるものも全然違う。やっぱり彼はボールを取る能力、運ぶ能力もすごく高いし、向こう(欧州)でもできるとは思います。彼には早く行って活躍してもらって、日本代表の中心になってもらいたいとは思います」
“似たタイプ”とも言える先輩ボランチから背中を押された佐野はこの先、どのようなキャリアを歩んでいくのか。そこは非常に興味深いところだ。そして鹿島も、佐野離脱を視野に入れつつボランチの再編を模索する必要がある。佐野と鹿島、両者ともに大きな岐路に立たされているのは間違いない。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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