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【熊本】いまだ3分の1の選手が避難所生活。再出発へ、それでも地元を離れぬ選択をした訳とは?

カテゴリ:Jリーグ

井芹貴志

2016年04月27日

熊本県全体が大きな傷を負った今、選手たちが今まさに体現する「クラブ理念」。

再始動に向けて自主トレに励む巻。自身もいまだ避難所での生活を余儀なくされているという。写真:井芹貴志

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 こうした活動を見て改めて浮かび上がるのが、熊本のクラブ理念だ。熊本は2005年の発足当初から、「県民に元気を 子ども達に夢を 熊本に活力を」という理念を掲げてきた。物心両面で熊本県全体が大きな傷を負った今、まさに選手たちはその理念を体現していると言っていい。
 
 震災後の活動予定とリーグ戦復帰の日程が決まった4月21日、メディアの取材に応じた巻は、涙ながらにこう話している。
「全国のいろんなところから励ましや物資、エールを送ってくださって、その一つひとつが本当に僕らの力になっています。そういう声で救われている部分は大きいです。ですから皆さんには感謝の気持ちを持って、俺らも負けずに力強く前に進まなければならないと思います」
 
 4月25日の自主トレスタートの日には、西川周作や槙野智章ら浦和の選手数名も熊本入りしてサッカー教室に参加したほか、震災直後には鹿島の植田直通、岡山の豊川雄太、秋吉泰佑ら熊本出身の選手たちも現地入り。また熊本OBの元選手たちも、各地で支援を呼びかけてくれている。
 
 そうした思いに応え、ホームタウンに立ち上がる力を与えるべく、熊本は再出発を図る。
 
取材・文:井芹貴志(フリーライター)
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