停滞感は必ず払拭できる
インドネシアが引いて守ったうえで、イラクのようにロングボールを多用してくるのであれば、中盤は球際や寄せといったバトルの部分で上回り、セカンドボールを数多く拾い、そこから効率的な攻めを仕掛けるような優位な状況を長い時間、作りたいところ。
ボランチが自分たちのリズムで配球できれば、アタッカー陣もより躍動感、ゴール前の分厚さが生まれ、ゴールという結果にもつながりやすくなるはずだ。
今回は久保のトップ下スタメンが想定されるが、守田がより近い距離でサポートしてあげることで、久保はより輝きを増す。昨年10月のチュニジア戦がまさにそうだった。久保が神出鬼没な動きを見せ、周囲のメンバーと絡みながら決定的なチャンスをお膳立てすれば、日本はそう時間がかからないうちに先制点を取れるだろう。
そういった連動性とアグレッシブさを取り戻せるか否か。そこがインドネシア戦の成否を左右するポイントになると見てよさそうだ。
ボランチが自分たちのリズムで配球できれば、アタッカー陣もより躍動感、ゴール前の分厚さが生まれ、ゴールという結果にもつながりやすくなるはずだ。
今回は久保のトップ下スタメンが想定されるが、守田がより近い距離でサポートしてあげることで、久保はより輝きを増す。昨年10月のチュニジア戦がまさにそうだった。久保が神出鬼没な動きを見せ、周囲のメンバーと絡みながら決定的なチャンスをお膳立てすれば、日本はそう時間がかからないうちに先制点を取れるだろう。
そういった連動性とアグレッシブさを取り戻せるか否か。そこがインドネシア戦の成否を左右するポイントになると見てよさそうだ。
「自分たちが主導でというか、アクションを起こしていくような試合展開にしたいと思っているので。アグレッシブに入ることは意識してやっていきたいなと思います」
遠藤も改めて強調したが、相手の出方ばかりを気にして受け身になっていたのでは、10連勝していた日本代表のサッカーにならない。やはり中盤の要である彼らのところで勇気を持って前向きになることで、チームの流れを変えられる部分も少なくない。そういった勇敢な仕事ぶりを彼らが率先して見せてくれれば、ここまでの停滞感は必ず払拭できる。
かつての遠藤保仁・長谷部誠(フランクフルト)、長谷部・柴崎岳(鹿島)らが示した通り、ボランチコンビが機動力を出せる状態の日本代表は良いサッカーができていた。それは今の森保ジャパンも同じだろう。「鉄板コンビ」を筆頭に、日本の中盤がより息の合った連係・連動を取り戻すべく、インドネシア戦を大事に戦ってほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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かつての遠藤保仁・長谷部誠(フランクフルト)、長谷部・柴崎岳(鹿島)らが示した通り、ボランチコンビが機動力を出せる状態の日本代表は良いサッカーができていた。それは今の森保ジャパンも同じだろう。「鉄板コンビ」を筆頭に、日本の中盤がより息の合った連係・連動を取り戻すべく、インドネシア戦を大事に戦ってほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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