• トップ
  • ニュース一覧
  • 勇気を持って前向きに。インドネシア戦の命運握るボランチの舵取り。守田英正は「もう1回、ポジティブな再スタートを切る気持ちで」【アジア杯】

勇気を持って前向きに。インドネシア戦の命運握るボランチの舵取り。守田英正は「もう1回、ポジティブな再スタートを切る気持ちで」【アジア杯】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年01月24日

停滞感は必ず払拭できる

精神的支柱でもある遠藤は「戦う気持ち的なところ」を強調。これまで以上に闘志を燃やしている。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

画像を見る

 インドネシアが引いて守ったうえで、イラクのようにロングボールを多用してくるのであれば、中盤は球際や寄せといったバトルの部分で上回り、セカンドボールを数多く拾い、そこから効率的な攻めを仕掛けるような優位な状況を長い時間、作りたいところ。

 ボランチが自分たちのリズムで配球できれば、アタッカー陣もより躍動感、ゴール前の分厚さが生まれ、ゴールという結果にもつながりやすくなるはずだ。

 今回は久保のトップ下スタメンが想定されるが、守田がより近い距離でサポートしてあげることで、久保はより輝きを増す。昨年10月のチュニジア戦がまさにそうだった。久保が神出鬼没な動きを見せ、周囲のメンバーと絡みながら決定的なチャンスをお膳立てすれば、日本はそう時間がかからないうちに先制点を取れるだろう。

 そういった連動性とアグレッシブさを取り戻せるか否か。そこがインドネシア戦の成否を左右するポイントになると見てよさそうだ。
 
「自分たちが主導でというか、アクションを起こしていくような試合展開にしたいと思っているので。アグレッシブに入ることは意識してやっていきたいなと思います」

 遠藤も改めて強調したが、相手の出方ばかりを気にして受け身になっていたのでは、10連勝していた日本代表のサッカーにならない。やはり中盤の要である彼らのところで勇気を持って前向きになることで、チームの流れを変えられる部分も少なくない。そういった勇敢な仕事ぶりを彼らが率先して見せてくれれば、ここまでの停滞感は必ず払拭できる。

 かつての遠藤保仁・長谷部誠(フランクフルト)、長谷部・柴崎岳(鹿島)らが示した通り、ボランチコンビが機動力を出せる状態の日本代表は良いサッカーができていた。それは今の森保ジャパンも同じだろう。「鉄板コンビ」を筆頭に、日本の中盤がより息の合った連係・連動を取り戻すべく、インドネシア戦を大事に戦ってほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

【PHOTO】スタジアムを華やかに彩る! アジアカップを盛り上げる美女サポーターを特集!

要警戒!インドネシアメディアが挙げた注目すべき日本人4選手は?「リバプールの大黒柱」「2018年に出会っている」【アジア杯】
 
【関連記事】
[日本代表のインドネシア戦スタメン予想]イラク戦から5人を変更と予測。久保、冨安、上田らが先発か【アジア杯】
初の2点ビハインドに茫然とする日本代表の中で、“冷静な男”がひとり大声を張り上げた。その気迫こそいまの森保ジャパンに必要ではないか【アジア杯】
要警戒!インドネシアメディアが挙げた注目すべき日本人4選手は?「リバプールの大黒柱」「2018年に出会っている」【アジア杯】
森保監督への質問に、あえて冨安健洋も答える。ボトムアップ型チーム作りに見解「本当にポジティブなこと」「とても良い循環ができている」【アジア杯】
「奇跡など起こるものか!」3位抜けに望み→24時間後に敗退決定の中国代表を母国メディアが痛烈批判!「無様な記録のラッシュだ」【アジア杯】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト シーズンラストの決定版
    5月16日発売
    2023-2024シーズン
    欧州5大リーグ
    BEST PLAYER
    元選手・識者たちが徹底討論!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ