• トップ
  • ニュース一覧
  • “J1仕様”整えた町田。攻守に代表クラスを迎え入れ、スタッフも増員。充実のラインナップに黒田監督も「あわよくば優勝を見据えて」

“J1仕様”整えた町田。攻守に代表クラスを迎え入れ、スタッフも増員。充実のラインナップに黒田監督も「あわよくば優勝を見据えて」

カテゴリ:Jリーグ

郡司 聡

2024年01月16日

「マネジメントが大変」と苦笑い

W杯出場経験もあるDF昌子。強化部が真っ先に声を掛けたという期待の新戦力だ。写真:郡司聡

画像を見る

 その一方で、ボランチとSBの“大本命”や谷以外の日本代表クラスのGKには首を縦に振ってもらえなかったように、19名の新戦力を迎え入れた昨オフと比較すれば、思うに任せないストーブリーグだったことは否めない。

 トップリーグ全体を見据えた町田の立ち位置は、17年の長崎以来となる初のJ1昇格クラブ。たとえ資金面では優位に立っていたとしても、必ずしも町田への移籍を選択しない傾向は、クラブのステータス自体がまだまだ高くない“新興クラブ”であることを象徴している。

 それでも黒田監督は「J1に対して、繊細な気持ちで臨むような編成でもない」と自信をのぞかせた。

 またもう一つ、今オフにおける大きな変化は、「昨季のスタッフの数では足りなかった」(黒田監督)として、トップチーム周りのスタッフを新たに5名増やしてテコ入れしたこと。主に分析スタッフを増員し、強化部を含めたトップチームのスタッフは実に37人を数える。

 選手と合わせ、トップチームの人員はトータル76人と、J1クラブでもレアケースな充実した陣容を手にした黒田監督は、シーズンの目標についてこう話した。
 
「選手たちには5位以上、ACL出場は常に意識しながらシーズンを戦っていこうとは話しています。そのなかでトップを狙えるならばトップを狙っていこうと。あわよくば優勝を見据えて、自分たちの立ち位置や順位を見ながら戦っていきたいです」

 チームを束ねる立場の黒田監督は「なにせ大所帯なのでマネジメントが大変」と苦笑いを浮かべたが、トップチームのスタッフ増員を望んだ指揮官のリクエストに強化部も応えた格好だ。

 指揮官が望む陣容を整えた分も、エクスキューズが許されない。それでもマネジメント力に絶対の自信を持つ黒田監督にとっては、むしろ腕の見せどころだろう。

 J1定着を望むクラブは、現場の意向に沿う形で昨季以上の投資を惜しまず。昨季はトップチームの人件費に比例する形で結果を勝ち取ったが、今季は投資に見合ったリターンを得られるだろうか。

取材・文●郡司聡(スポーツライター)

「びっくりしました」太田宏介が海外で気付いた“Jリーグの凄さ”。印象的なのはデビュー戦「オランダでもあるんだ!」

「想像していたのと全然違った」「インテル?」町田の24年新ユニに反響続々! モデルにも注目「なんというイケオジ」
 
【関連記事】
「想像していたのと全然違った」「インテル?」町田の24年新ユニに反響続々! モデルにも注目「なんというイケオジ」
最悪なのは裸の王様状態。黒田剛がそれに気づくうえで重要だった青森山田時代「雑草抜きまでやってきた」
【バイタルエリアの仕事人】vol.35 太田宏介|「理想よりも現実」黒田ゼルビア躍進の背景に美徳度外視のリスク回避。気になるセカンドキャリアは…
「経営者のよう」J1初昇格を果たした町田、藤田社長は黒田監督の“マネジメント力”に脱帽!「ウチのグループ会社でも結果を出しそう」
2024年のJリーグ開幕カードが決定!東京ヴェルディvs横浜F・マリノスがいきなり実現

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ