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独特な感性、自由な発想。堀越の2年生トップ下・仲谷俊は今、楽しみながら全力でプレー「選手権でしっかりとアピールしたい」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2023年11月14日

1年から出番を掴み、国体にも出場

 中学3年生になった時、選手権への憧れや進路選択を考えて高校サッカーに進む決断を下し、複数ある強豪校の誘いのなかで熱心に声をかけてくれた堀越に決めた。

 堀越では左サイドハーフとして1年生の頃から出番を掴み、昨年10月には国体にも出場した。しかし、その直後に右足の甲の疲労骨折が発覚し、手術とともに長期離脱を強いられた。

 復帰したのは今年の8月。大きく出遅れてしまったが、佐藤実監督はすぐに仲谷を攻撃の要として起用。サイドではなく、トップ下でその独特なプレーを活かすことに期待をかけた。

「サイドからの視野は変わったのですが、むしろいろんなところを見ることができるようになったので楽しいです。入れ替わってのスルーパスだったり、ちょっと浮かせてパスを出したりと、相手の背後を取る楽しみが増えました」
 
 すぐに順応した仲谷は今、楽しみながら全力でプレーしている。

「2年生で選手権に出られることは非常に大きいので、しっかりとアピールしたいし、どんどんチャレンジして楽しみたい」

 発想は自由。ピッチで表現するのも自由。独特な感性とプレーを持つ仲谷のひのき舞台での活躍に期待したい。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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