慎重すぎる采配は先々のためにならない
中央に位置するであろう南野は、ポジションを流動に変えながら縦横に動けるし、隙を見てフィニッシュにも持ち込める。最前線が上田綺世(フェイエノールト)であれば、高さで相手を上回れるだろう。4人のユニットでゴールをこじ開けられる可能性は大だ。
前回のW杯予選経験者の南野と伊東が揃って先発することで、チーム全体に安心感や精神的な余裕も生まれてくる。
「予選は初戦がすごく大事というのは、みなさん知っての通り。2次予選でも何が起きるか分からない。僕も前回経験している選手の1人なので、チームにしっかり伝えていければいい」と南野も語気を強めていた。その重要性を踏まえながら、森保監督もメンバーを判断していくに違いない。
万が一、膠着状態に陥った時、堂安や三笘が控えているというカタールW杯のような状況を作れるのも大きい。久保にしても、9月のドイツ戦の後半途中に出てきて、浅野拓磨(ボーフム)と田中碧(デュッセルドルフ)の2点をアシストしたように、ジョーカーとしても良い働きができる。
鎌田は今回、手薄感の否めないボランチ要員として位置づけられることも考えられるが、いずれにせよ、久保らを良い状態で勝負の2戦目に起用するためにも、ミャンマー戦は上記のトリオを推奨したいものである。
前回のW杯予選経験者の南野と伊東が揃って先発することで、チーム全体に安心感や精神的な余裕も生まれてくる。
「予選は初戦がすごく大事というのは、みなさん知っての通り。2次予選でも何が起きるか分からない。僕も前回経験している選手の1人なので、チームにしっかり伝えていければいい」と南野も語気を強めていた。その重要性を踏まえながら、森保監督もメンバーを判断していくに違いない。
万が一、膠着状態に陥った時、堂安や三笘が控えているというカタールW杯のような状況を作れるのも大きい。久保にしても、9月のドイツ戦の後半途中に出てきて、浅野拓磨(ボーフム)と田中碧(デュッセルドルフ)の2点をアシストしたように、ジョーカーとしても良い働きができる。
鎌田は今回、手薄感の否めないボランチ要員として位置づけられることも考えられるが、いずれにせよ、久保らを良い状態で勝負の2戦目に起用するためにも、ミャンマー戦は上記のトリオを推奨したいものである。
シリア戦はより拮抗した試合内容になると見られる。連戦を強いられる伊東はフィジカル的にキツいかもしれないが、伊東と三笘でサイドを攻略し、久保が中央で変化をつけながらゴールを狙うといった形に持ち込めば、必ず勝機は見出せる。所属先で復調傾向の堂安も一発があるし、南野や相馬を切り札として使えるのも大きい。
今の日本代表は個人能力の高いアタッカー陣が揃っているうえ、ほぼ全員に共闘経験がある。誰と誰を組ませても機能できるメドが立っているのは、森保監督にとって非常に心強い点だ。
だからこそ、今回はコンディションを重視した起用を心がけるべき。疲労困憊の三笘や久保を連続で使うような慎重すぎる采配は先々のためにならない。公式戦ということで慎重さも大事だが、大胆さも忘れずにメンバー構成と組み合わせを判断してほしい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
「世界的な相手にも堂々とプレーしていた」南野拓実が称賛した“国内組”は?「すごく逞しい、重要な選手」
「決定力の差かな」伊東純也、目の前で見せつけられた怪物エムバペのハットに何を感じた?パリSG相手に躍動も「元々できると思ってた」
「びっくりした」“緊急招集”の鹿島MF佐野海舟が“日本代表初選出”の心境を明かす! 一番の武器は「ボールを奪うところ」
今の日本代表は個人能力の高いアタッカー陣が揃っているうえ、ほぼ全員に共闘経験がある。誰と誰を組ませても機能できるメドが立っているのは、森保監督にとって非常に心強い点だ。
だからこそ、今回はコンディションを重視した起用を心がけるべき。疲労困憊の三笘や久保を連続で使うような慎重すぎる采配は先々のためにならない。公式戦ということで慎重さも大事だが、大胆さも忘れずにメンバー構成と組み合わせを判断してほしい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
「世界的な相手にも堂々とプレーしていた」南野拓実が称賛した“国内組”は?「すごく逞しい、重要な選手」
「決定力の差かな」伊東純也、目の前で見せつけられた怪物エムバペのハットに何を感じた?パリSG相手に躍動も「元々できると思ってた」
「びっくりした」“緊急招集”の鹿島MF佐野海舟が“日本代表初選出”の心境を明かす! 一番の武器は「ボールを奪うところ」