【甲府｜採点・寸評】
GK
１　河田晃兵　６
シュートセーブ、ハイボール処理には見ていて安心感があった。味方への指示も欠かさず90分集中を絶やさなかった。
 
DF      
41　土屋征夫　６
終始安定感を維持。深いタックルでのボール奪取や攻守にピッチを駆け回るプレーで、高い貢献度を見せる。
 
４　山本英臣　６
開始６分に、レアンドロの突破を冷静な判断で阻止。「頼れるキャプテン」として、堅守構築に奮闘した。
 
17　津田琢磨　６
バックパスを見誤り「あわや」という場面も見られたが、闘志剥き出しの守備は健在だった。
 
MF     
５　新里　亮　６
守備に重心を置き、稲垣、土屋と上手く連係を図りながら右サイドに安定をもたらす。機を窺いながら、サイドを駆け上がり鋭いクロスも供給した。
 
20　黒木聖仁　６
相手への執拗なプレスでピンチの芽を摘み取る。味方との連係でも大きなミスはなく、及第点の出来。
 
８　新井涼平　６
中盤を幅広くカバー。攻撃に積極的に顔を出し、鋭いインターセプトからカウンターにつなげる場面もあった。
 
16　松橋　優　６
高橋峻とのマッチアップをほぼ制す。攻撃では目立てずも、粘り強い守備で神戸のサイド攻撃を封じた。

FW     
23　稲垣　祥　６
15分、30分フリーで放ったシュートは惜しくもGKのセーブに阻まれるも、動きの質はまずまずだった。ルーズボールへの反応、スペースへの動き出しは昨季から改善されつつある。
 
９　ニウソン　６
不安視されていた動きの重さは感じさせず、身体を張ったポストプレーで起点になるなど、ある程度のタスクは果たした。今後に期待は持てる。
 
10　クリスティアーノ　７
前線で孤軍奮闘。馬力のある突破、前半終了間際に先制点を奪うパフォーマンスからもこの日の“ヒーロー”と言っていい活躍ぶり。
 
 
交代出場 
FW
14　田中佑昌　６
限られた出場時間ながら、持ち味の縦への突破でカウンターの起点に。チャンスには絡めずも、良いアピールを見せた。
 
MF
30　保坂一成　―
献身的な動きでスペースをカバー。チーム全体の運動量がやや落ち始めるなか、要所をしっかり締めた。
 
監督
佐久間悟　6.5
直前まで悩み続けたニウソンのCF起用は、結果的に奏功。戦術も含めて、合格点を与えられる采配だった。
 
取材・文：橋本 啓（サッカーダイジェスト編集部）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。