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【韓国メディアの視点】ドーハの奇跡がドーハの衝撃に変わった日。各紙、敗因を徹底追及!

カテゴリ:日本代表

慎武宏

2016年01月31日

ドーハの衝撃が語られるたび、韓国のファンは浅野を思い出す。

韓国にドーハの衝撃をもたらした選手として、浅野の活躍ぶりは韓国のサッカーファンの脳裏に刻み込まれるはずだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 韓国メディアが指摘するのは、こうした問題点が今回の決勝戦に限ったことではなかったということだ。
 
 ネットメディア『マイデイリー』は「得点後が不安だったシン・テヨン号、韓日戦でも再現」と題した記事で、「今大会の韓国は毎試合で先制するも、その後は試合の流れを調律できずに苦戦する内容を繰り返していた」と指摘。
 
『NEWSIS』はその原因のひとつとして、「リーダー不在」を指摘している。曰く「最初の失点のあと、日本の気勢を折るために試合のテンポを遅らせることも選択肢だった」。スポーツ新聞の『スポーツ朝鮮』も、「時限爆弾のような守備の問題が韓日戦でも露呈された。今大会は攻撃に比べてお粗末な守備が常に問題だった。この問題の改善が急がれる」と厳しく言及している。
 
 またシン・テヨン監督のベンチワークを問題視する見方もいくつかある。「ベンチの安易な対応が生んだ残念な結果」としたスポーツ新聞『スポーツ朝鮮』は、「2失点のあと、ベンチは変化を与えるタイミングを見誤った。攻撃よりもDFを投入すべきだった」としている。
 
 このようにほとんどの報道が韓国を主語にして厳しく報じられるなか、日本の選手がクローズアップされる記事もあった。日本にとっては逆転の立役者となった浅野拓磨だ。
「交代出場の浅野にやられた“痛恨の大逆転負け”」(サッカー専門誌『ベストイレブン』)
「日本の攻撃のスイッチとなった浅野」(スポーツ新聞『イルガン・スポーツ』)
 
 おそらく今後も韓国で議論になりそうな “ドーハの衝撃”。そのたびに、韓国のサッカーファンたちは浅野のことを思い出すことだろう。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)
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