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代表復帰の古橋亨梧、ベストな起用法は?“セルティック・トリオ”導入か、スーパーサブもありか

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年06月13日

伊東のような軌跡を辿れれば

今季のスコットランドリーグではMVP&得点王を受賞。別格の存在感を見せた。(C)Getty Images

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 セルティックで常日頃から共闘している前田、旗手怜央と同時起用するのは、その一案ではないか。セルティックでは前田が4-3-3の左ウイング、旗手が左インサイドハーフに入ることが多く、彼らの三角形から数多くの得点機が生まれていた。

 この連係を代表に持ち込めれば、古橋が前向きにゴールに迫っていく形も増えるはず。3人が一緒にプレーする場合、右サイドにボール保持力に長けたジョタに近い堂安律(フライブルク)や久保建英(レアル・ソシエダ)を配置すれば、よりスムーズに攻撃を仕掛けられそうだ。

 3バックを採用する場合には、1トップ・古橋の背後に、ボールの持てる堂安・久保タイプと、推進力に秀でる前田・伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)タイプを織り交ぜながら配置して、攻守のバランスを取っていくアイデアもありそうだ。

 とはいえ、強度の高い代表戦となると、相手を背負ってタメを作ったり、前線からハイプレスをかけていくような仕事も増えてくる。そこは浅野や前田、上田のほうが古橋より長けている。

 であれば、あえて古橋をスーパーサブと位置づけ、スペースが生まれた時間帯に投入して、攻撃重視のプレーをさせるのも1つの手かもしれない。彼には傑出した決定力があるのだから、そこに集中させたほうが異彩を放てるはず。短時間でゴールを奪えるように、古橋にはまずは仕留める部分を徹底して研ぎ澄ませてもらいたい。
 
 思い起こしてみると、第一次森保ジャパンでは当初、伊東純也がスーパーサブ的な位置づけだった。彼は終盤に登場し、ゴールという結果を残すことで徐々に存在感を高めていった。そして最終的に堂安から代表の定位置を奪取。カタールW杯の最終予選以降はエース級の働きを見せるまでになった。

 古橋も伊東のような軌跡を辿れれば、2026年の北中米W杯への道が開けてきそうだ。そのためにも、まずは6月シリーズで確実に得点を挙げ、爪痕を残すこと。それが今の古橋に課せられる最重要タスクと言っていい。

 プレー時間や周囲との連係、相手との力関係に関わらず「どんな使われ方をしても点が取れる選手」であることを示せれば、森保監督はこの先もコンスタントに招集するようになるだろう。

 スコットランドで大ブレイクした今の古橋ならば、指揮官のマインドを変えられるはず。約9か月ぶりの代表で見る者を驚かす進化を強烈に印象づけてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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