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「まだまだ負けねえぞ。譲らねえぞ」大宮Vのベテラン有吉佐織の気概。「申し訳ない」と悔やむ仙台L・松窪真心の思いやり【WEリーグ】

カテゴリ:女子サッカー

西森彰

2023年06月11日

両チームを通じて最多7本のシュート

先制弾の松窪。冷静なフィニッシュでネットを揺らした。写真:西森彰

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 その後は勝利を求めて、幾度もチャンスを作り合った両チームだが、ゴールは生まれず1-1で終戦。「勝ちきれなかった」という両チームの思いが、試合後の選手たちの表情からは読み取れた。

 大宮Vは6位でフィニッシュした。この日は途中でピッチを退いた有吉だが、1年を通してチームの核となり、最終順位、試合内容ともに昨年から上のランクへ引き上げた。

「ちょっとずつ、特に守備のところで積み上げていけて、失点ゼロの試合が増えたり、手応えもありました。(守備にエネルギーを使う分)攻撃にパワーが足りなくなり、リーグの終盤は前に出たところで失点も多くなってしまいました。そのあたりが、来シーズンに向けての課題かなという風には感じます」

 今季をひととおり振り返りながら、課題にも触れた有吉だが「でも、今日みたいな粘り強い試合を、1年間、通してやっていければ」と言葉を続けた。

「競争できるポジションを増やして、お互いを高めていければ、チームも強くなっていく。若い選手たちの突き上げを期待しつつ、同時に自分たちベテランも『まだまだ、負けねえぞ。譲らねえぞ』っていうところを見せながら、やっていきたいと思っています」
 
 仙台Lの松窪は「ゴールを決めなければ勝てないのは分かっていた。そのなかで自分が与えられたチームの役割は果たせなかったというのが正直なところです」。そこには、シーズン途中加入の選手だからこそのチームメイトへの思いがある。

「メンバー外の選手もいるし、引退する選手で出場できない人もいました。やっぱり、もっと楽に試合を運ばせてあげられていたら、出場できたかもしれない選手もいたし、後ろの選手も含めて『申し訳ない』という気持ちがすごくあります」

 多くのパスを集め、シュートに結びつけるには、チームメイトの信頼感なくしてはできない。後半だけで、両チームを通じて最多7本のシュートを放ち、得点も奪ったのは、その証左だ。

 相手に潰されても、すぐに立ち上がって次のチャンスを狙う。そこが松窪の長所でもある。今季の課題を糧に、来季へ臨めば、さらなる成長は約束されている。

取材・文●西森彰(フリーライター)

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