勝点7差で残り3試合
ベンチで戦況を見ていた楠瀬監督は、ペース配分と状況を計算に入れた選手の戦いぶりに「前半から行こうという話をしていた。もう少しボールを動かしてくれても良かった」と、注文をつけた。優勢のうちに試合を決めきれず、引き分けや敗戦につながった、昨季の残像がまだ残っているからだ。
選手は勝利を重ねていくなかで、自分たちの力に自信を持っている。キャプテンの柴田 は、今季の好調の要因として、真っ先に気持ちの強さを挙げた。
「私自身がプレーしていて、メンタル面はすごく大きいかなって感じますね。選手全員が、勝ちにいくメンタルを持っている」
その言葉を裏づけるかのように、この日も焦らず、決めるべきところで決める。
62分の2点目もセットプレーから。猶本の右CKをファーサイドで、石川璃音が折り返す。安藤梢のシュートは千葉LのGK清水栞に防がれたが、こぼれ球を菅澤優衣香が後ろにつなぎ、今度は一列後ろで狙っていた清家が、しっかりとシュートを枠に飛ばした。
その後、途中出場の千葉L・千葉玲海菜の突破からPKを与えるが、ここを失点せずに乗り切ると、逆に74分、ダメ押しとなる3点目を奪う。遠藤優からのショートパスを受けた塩越が、千葉Lの最終ラインの裏へ長いボールを入れる。これを清家が確保し、中央へ折り返すと、走りこんだ猶本が身体全体で押し込むような勢いで、ボールを流し込んだ。
選手は勝利を重ねていくなかで、自分たちの力に自信を持っている。キャプテンの柴田 は、今季の好調の要因として、真っ先に気持ちの強さを挙げた。
「私自身がプレーしていて、メンタル面はすごく大きいかなって感じますね。選手全員が、勝ちにいくメンタルを持っている」
その言葉を裏づけるかのように、この日も焦らず、決めるべきところで決める。
62分の2点目もセットプレーから。猶本の右CKをファーサイドで、石川璃音が折り返す。安藤梢のシュートは千葉LのGK清水栞に防がれたが、こぼれ球を菅澤優衣香が後ろにつなぎ、今度は一列後ろで狙っていた清家が、しっかりとシュートを枠に飛ばした。
その後、途中出場の千葉L・千葉玲海菜の突破からPKを与えるが、ここを失点せずに乗り切ると、逆に74分、ダメ押しとなる3点目を奪う。遠藤優からのショートパスを受けた塩越が、千葉Lの最終ラインの裏へ長いボールを入れる。これを清家が確保し、中央へ折り返すと、走りこんだ猶本が身体全体で押し込むような勢いで、ボールを流し込んだ。
3失点した千葉Lは、その後、3バックにシステムチェンジし、前線の枚数を増やしたが、シュート数を増やすまでが精いっぱい。
「(浦和Lは)試合巧者。慌てずにプレーされて、盛り返せなかった」と三上監督。好調の千葉Lをもってしても、浦和Lを止めることはできなかった。
この日、同時刻に行なわれた試合で、2位の INAC神戸レオネッサが2-0で勝利と意地を見せた。勝点7差は動かなかったが、ひとつ試合を消化して、残すは3試合のみ。
次節、浦和Lが長野パルセイロ・レディース戦に勝利すると、他チームの勝敗にかかわらず、WEリーグ優勝が決まる。
「本当はホームで決めたかったけれど、1試合でも早く決めたい。次節で決めます」と清家。その次節は、5月27日、長野Uスタジアムで14時にキックオフ予定だ。
取材・文●西森彰(フリーライター)
【動画】首位・浦和Lが3発! 千葉L戦ハイライト
【画像】可憐にタフにピッチに舞う、なでしこ猶本光の厳選フォトギャラリーをお届け!
「(浦和Lは)試合巧者。慌てずにプレーされて、盛り返せなかった」と三上監督。好調の千葉Lをもってしても、浦和Lを止めることはできなかった。
この日、同時刻に行なわれた試合で、2位の INAC神戸レオネッサが2-0で勝利と意地を見せた。勝点7差は動かなかったが、ひとつ試合を消化して、残すは3試合のみ。
次節、浦和Lが長野パルセイロ・レディース戦に勝利すると、他チームの勝敗にかかわらず、WEリーグ優勝が決まる。
「本当はホームで決めたかったけれど、1試合でも早く決めたい。次節で決めます」と清家。その次節は、5月27日、長野Uスタジアムで14時にキックオフ予定だ。
取材・文●西森彰(フリーライター)
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