同期には錚々たる顔ぶれも
瀬古の大学時代の同期と言えば、タレント揃いだ。明治大の同学年には大学4年時に3冠を達成したメンバーとして、FC東京MF安部柊斗、FC東京DF中村帆高、名古屋DF森下龍矢、群馬MF佐藤亮らがおり、川崎を巣立って海外で挑戦を続ける三笘薫、旗手怜央らも、大学時代に鎬を削った同い歳の選手たちである。彼らに対するライバル意識はやはり抱いているという。
「明治の同期の試合結果は追っていて、亮や森下が点を取っているなとか、柊斗がアシストしているなとか、逆に俺は何をしているんだとか、刺激は常にもらっています。また、同世代で薫は、プレミアリーグであれだけすごい選手になっていますし、やっぱり彼らは気になる存在ですね」
そんななかで、三笘や旗手はすでにA代表に辿り着いているが、瀬古はブルーのユニホームへの憧れはないのか。
「そこに入りたいという想いを捨てちゃったら選手として終わりだと思います。もちろん現時点でそこに辿り着ける自信があるかと言われると、まったく入っていけている感覚はないのですが、だからこそ、もっとやっていかなくちゃいけないと思います。そこに入りたい欲、目標は持ちながら頑張りたいですね」
「明治の同期の試合結果は追っていて、亮や森下が点を取っているなとか、柊斗がアシストしているなとか、逆に俺は何をしているんだとか、刺激は常にもらっています。また、同世代で薫は、プレミアリーグであれだけすごい選手になっていますし、やっぱり彼らは気になる存在ですね」
そんななかで、三笘や旗手はすでにA代表に辿り着いているが、瀬古はブルーのユニホームへの憧れはないのか。
「そこに入りたいという想いを捨てちゃったら選手として終わりだと思います。もちろん現時点でそこに辿り着ける自信があるかと言われると、まったく入っていけている感覚はないのですが、だからこそ、もっとやっていかなくちゃいけないと思います。そこに入りたい欲、目標は持ちながら頑張りたいですね」
では今後の選手としての青写真はどういったものなのか。
「何が起こるか分からない世界ですし、1、2年で変わる世界だと思います。だから貪欲にやっていくことが必要だなと。現実的な話をすると次のワールドカップ(2026年)に出られないと、ワールドカップの舞台に立つ可能性はなかなか年齢的に難しいのかなと思っています。だから、まずひとつの指標として、外から見たら『お前が何を言っているんだ』と思われるかもしれないですが、やっぱり代表に入っていきたいという、気持ちを持ってやっていかないと、いざとなった時に絶対に対応できないと思います。だからそういう気持ちは持ち続けて、どういうサッカー人生になるか分からないですが、目先の目標としては、代表メンバーに割って入っていきたい気持ちがあります」
向上心の塊は、まだまだ成長する余地を残しているのだろう。
「川崎に来たことで、ひと回りも二回りも大きくなりました。もちろん技術の向上、能力の向上につながりましたし、あとは最近、試合に出られる機会も増えましたが、それでも一瞬たりとも気の抜けない環境がここにあります。
それが自分が求めていた競争であり、その危機感が自分を伸ばしてくれます。その環境に身を置きたかったので、今は伸びるための最大のチャンスだと思います。
川崎では誰もが練習に対する貪欲さを抱いています。こんなに全体練習後にグランドから人がいなくならないチームも珍しいのではないでしょうか。各チームにそれぞれやり方はあると思いますが、川崎には自分が伸びるためのヒントがまだまだ隠れていると感じます」
川崎の中盤のキーマンとして、瀬古がさらにどんな進化を見せてくれるのか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
「何が起こるか分からない世界ですし、1、2年で変わる世界だと思います。だから貪欲にやっていくことが必要だなと。現実的な話をすると次のワールドカップ(2026年)に出られないと、ワールドカップの舞台に立つ可能性はなかなか年齢的に難しいのかなと思っています。だから、まずひとつの指標として、外から見たら『お前が何を言っているんだ』と思われるかもしれないですが、やっぱり代表に入っていきたいという、気持ちを持ってやっていかないと、いざとなった時に絶対に対応できないと思います。だからそういう気持ちは持ち続けて、どういうサッカー人生になるか分からないですが、目先の目標としては、代表メンバーに割って入っていきたい気持ちがあります」
向上心の塊は、まだまだ成長する余地を残しているのだろう。
「川崎に来たことで、ひと回りも二回りも大きくなりました。もちろん技術の向上、能力の向上につながりましたし、あとは最近、試合に出られる機会も増えましたが、それでも一瞬たりとも気の抜けない環境がここにあります。
それが自分が求めていた競争であり、その危機感が自分を伸ばしてくれます。その環境に身を置きたかったので、今は伸びるための最大のチャンスだと思います。
川崎では誰もが練習に対する貪欲さを抱いています。こんなに全体練習後にグランドから人がいなくならないチームも珍しいのではないでしょうか。各チームにそれぞれやり方はあると思いますが、川崎には自分が伸びるためのヒントがまだまだ隠れていると感じます」
川崎の中盤のキーマンとして、瀬古がさらにどんな進化を見せてくれるのか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)