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【クラブW杯】世界を驚かす「広島流可変式ボランチ」! “職人”の森崎和幸もスゴイが、青山敏弘が見せた八面六臂の活躍

カテゴリ:ワールド

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年12月11日

1位・可変式ボランチ、2位・リベロ、3位・もうひとりのボランチ、広島と浦和の共通する今季Jリーグパス数ランキング。

丸谷をサポートしつつ、試合展開をコントロールした青山(6番)の戦術眼にはうならされる。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ひとつ興味深い、今季のJリーグのデータを紹介したい。同じ3-4-2-1システムを採用し、共通点の多い(異なる点も同じく多いが)広島と浦和の「パス数ランキング」を見ると、面白い傾向が分かる。

▽2015年Jリーグ・チーム内パス数ランキング
■広島■
順位/名前/パス本数/パス成功数/パス成功率
1/森﨑和幸/2814/2628/93.4%
2/千葉和彦/2435/2237/91.9%
3/青山敏弘/2265/1864/82.3%

■浦和■
順位/名前/パス本数/パス成功数/パス成功率
1/阿部勇樹/2906/2570/88.4%
2/那須大亮/2281/1988/87.2%
3/柏木陽介/2254/1918/85.1%

 両チームとも、1位が可変式ボランチ、2位がリベロ(CB)、3位がもうひとりのボランチという順番なのだ。

 守備と攻撃をつなぐ「リンクマン」がやはり生命線なのが分かる。さらに、CB、そして相棒のボランチと、その3人でひとつのユニットのように、チームの心臓部を成していることが分かる。

 この日も、振り返ってみれば、丸谷、千葉、青山の3人がほとんどミスなくパスをつなぎ、次のプレーにつないでいた。森保監督も「押し込まれた状況でも、どうやって切り抜けていくかを選手たちが判断できているので、勝ち切れている」と勝因を挙げていた。

 広島は13日に大阪長居で行なわれる準々決勝、アフリカ代表のマゼンベと対戦する。可変式ボランチの“職人”森﨑和がおそらくスタメン復帰する。独特の役割をこなす森﨑和の業とともに、CB、もうひとりのボランチを含めた3人の“グループ”での働きにも注目してみたい。

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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