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インフラは整備され、人々はマドリーに熱狂…WC4強のモロッコがクラブW杯開催で見せた“世界基準”。次に目ざすのは…【現地発】

カテゴリ:国際大会

アレックス・チスミッチ

2023年02月22日

チュニジア、アルジェリアとのW杯共催を模索

モロッコでは元々マドリーの人気が高いという。(C)Getty Images

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 今や名実ともにアフリカきってのサッカー大国となったモロッコにとって、W杯の開催は長年の悲願である。次回の2026年大会の開催国にも立候補したが、2018年に行われたFIFAコングレスでの投票では、アメリカ、カナダ、メキシコという北米3か国共催に敗れる結果に終わった。しかしその次、2030年大会の開催にも意欲を見せている。
  
 1930年にウルグアイで第1回が開催されてからちょうど100周年にあたる2030年大会には、そのウルグアイを筆頭にアルゼンチン、チリ、パラグアイという南米4か国、スペイン、ポルトガルにウクライナを加えたヨーロッパ3か国がすでに立候補を決めているほか、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長がサウジアラビア、ギリシャ、エジプトという3大陸にまたがる3か国での共催案を進めようとしているとも伝えられている。モロッコは当初単独開催を考えていたが、現在はチュニジア、アルジェリアとの共催を模索しているとも伝えられる。
 
 そのための重要なステップとして目ざしているのが、2025年のアフリカ・ネーションズカップ開催だ。他にはアルジェリア、ナイジェリアとベニン(共催)、ザンビア、南アフリカという4国が立候補しているが、クラブW杯組織委員会のユセフ氏は、こう語ってモロッコでの開催を確信している。

「今回のクラブワールドカップで使われたスタジアムから運営組織まで、私たちはすべてのインフラをハイレベルなアフリカ・ネーションズカップ開催のため、自由に使うことができます」
 
 ピッチ上ではカタールW杯で見せた代表チームの躍進、ピッチ外では今回のクラブW杯開催の成功を実現したモロッコが示しているのは、アフリカでも北米やアジアにおいてと同じように、欧州、南米と肩を並べることができる世界水準のサッカーネーションが発展しつつという事実だ。モロッコがワールドカップ開催の悲願を達成するのも、そう遠い未来のことではないだろう。
 
取材・文●アレックス・チスミッチ(text by Alex CISMIC)
翻訳●片野道郎(translation by Michio KATANO)
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