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打倒ドイツの肝は“キーマン封じ”。大役を担うべきは長友佑都。原点回帰で強固な守りを徹底的に見せてほしい

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年11月20日

代表キャップ数138試合、百戦錬磨の仕事人

W杯はこれで4大会目。36歳となった今も、屈強なフィジカルを活かした対人守備の強さは健在だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 左SBでその大役を担うのは、やはり長友だろう。シュツットガルトで高度な経験値を積み重ねる伊藤洋輝も成長株ではあるが、やはりW杯の大舞台を数多く経験し、南アフリカ大会ではサミュエル・エトー(カメルーン)、エルイェロ・エリア(オランダ)ら各国のキーマンを封じてきた長友の対人守備は、36歳になった今も特筆すべき点がある。

 そこは森保監督もよく理解しているはず。今回は南アフリカ大会の再現を期待して送り出すのではないだろうか。

「相手は誰が出てきてもビッグプレーヤー。ただ、誰が出てきても、自分が止めてチームが勝つという準備はできています。ドイツの試合は見ているし、しっかり分析はしています。あれだけのレベルの相手ですから、楽しみじゃないですか。ガチンコの勝負ができるんだから。楽しまないと損だなと思いますね」

 長友本人は意欲満々だが、一瞬の隙でも与えたら決定的な仕事をされてしまうのは、誰よりも分かっているはずだし、そうはさせまいと覚悟を決めているはず。代表キャップ数138試合の百戦錬磨の仕事人。最近もブラジル、エクアドルといった強敵に的確なマーキングを示してきただけに、期待して良さそうだ。
 
 カナダ戦の終盤のようにウイングバックで出る場合は、攻撃的役割の比率も上がるだろうが、ドイツ戦は、まずは守備。しかも、自身の前に久保建英(レアル・ソシエダ)が入るのであれば、なおさらだ。

 後ろがしっかり安定しなければ、21歳の若武者の鋭いアタックも活かせない。左の攻撃を活性化させるためにも、やはり左SBの安定感は不可欠と言える。

 自身の集大成とも言えるカタール大会で、長友には持てる力の全てを出し切ってもらうしかない。「日本のエースキラー」として世界を驚かせ、インテルへのステップアップの足がかりを築いた12年前を思い出して、彼には原点回帰で強固な守りを徹底的に見せてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

【動画】戸田和幸が徹底分析! 日本代表がドイツ戦で使うべき戦術的対策。推奨スタメンは?
 
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