突破力に優れた伊東と三笘は攻撃の切り札的存在
もちろん守ってばかりでは勝機など見えてこない。そこで鍵を握るのが両ウイングバック、伊東と三笘だ。この2本の槍で、ドイツの弱点とも言われる両サイドバックに風穴を開けたい。日本が押し込む展開にはおそらくならないので、少ないチャンスをどうゴールに結びつけるか。その点で、突破力に優れた伊東と三笘は攻撃の切り札的存在となる。
さすがにこのふたりだけでドイツの守備網を破るのは厳しいので、上田、鎌田、久保との連携による崩しも不可欠。カナダ戦を見る限り、この3人ならやってくれそうな気配はあるし、鎌田、久保、三笘を揃って先発させるなら4-2-3-1よりもこの3-4-2-1のほうがしっくりくるだろう。
さすがにこのふたりだけでドイツの守備網を破るのは厳しいので、上田、鎌田、久保との連携による崩しも不可欠。カナダ戦を見る限り、この3人ならやってくれそうな気配はあるし、鎌田、久保、三笘を揃って先発させるなら4-2-3-1よりもこの3-4-2-1のほうがしっくりくるだろう。
まず守備を意識しつつ、カウンターで強襲するにはこの11人がベストだと思う。後半途中までリードした、もしくはタイスコアなら、上田、鎌田、伊東、三笘に代えて、それぞれ前田、堂安、酒井、相馬を投入。さらに遠藤を下げ、ボランチに板倉を移し、CBの伊藤を吉田の左に配置する(冨安は右CBに)。
押し込まれる展開になれば、3-4-2-1システムにはそこからラインを上げにくいデメリットはある。それでも、左サイドバックに大きな不安を抱える4-2-3-1システムよりも3-4-2-1システムのほうがジャイアントキリングの可能性は高まるのではないか。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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