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「ピアノを運ぶ」タイプが多い札幌。いかにゴール前で美しい旋律を奏でられるか。パワーバランスの調整が肝だ

カテゴリ:Jリーグ

斉藤宏則

2022年07月11日

青木は汗をかきすぎてピアノを弾けていない

 昨季加入の青木亮太などはゴール前で「ピアノを弾く」才能を持つ選手だが、現時点では定位置奪取をすべくチーム戦術遂行のほうにより力を注いでいるがゆえに、汗をかきすぎてピアノをしっかり弾けていないように思う。

 そうした状況は昨季から露見していたため、今季は「ピアノを弾く」側の現役J1最多得点者である興梠慎三を1トップとして迎え入れた。みんなで頑張って運んだピアノを、最後にゴール前で弾いてもらうためだ。

 そうするとピアノを運ぶ人数は減ってしまうため、興梠にも一部、ピアノを運ぶ作業も担ってもらわなければならないのだが、4月に興梠が右膝の手術を行ない2か月ほど離脱してしまったため、そこのパワーバランス調整が施せないまま試合を重ねることを余儀なくされてしまったことも、現在の状況につながっていることだろう。
 
 興梠にピアノ演奏に専念させてしまうとチームとしての戦い方が変わってしまうし、興梠にピアノ運びをさせすぎてももったいない。このあたりのバランスは非常に難しい。

 リーグ戦は残り13試合。文字数の関係で触れることのできていない部分はたくさんあるが、ひとまず次節以降はウィークデーに試合が組み込まれることが、10月の第27節・浦和戦までなく、平日にしっかりと練習を積んで週末に試合というサイクルへと突入できる。5年目を迎えたミシャ札幌がここからどのように巻き返していくのか、非常に興味深い。

文●斉藤宏則(フリーライター)

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