圧倒的なインパクトを残さなければ――
上田は、ウイングもこなせる前述の3人とは異なり、生粋のストライカータイプ。だからこそ、裏抜けにこだわらず、良い態勢でシュートを打てる状態を数多く作ってあげることが重要になってくる。
鹿島のレジェンド・柳沢敦氏も「スピード感やパワフルさ、ボールを受けてすぐにゴールに向かえる身体の向きという点で、上田選手は本当に頭抜けている。(小笠原)満男も『自分が見てきた中で一番ヘディングのうまいFWだ』と絶賛していた」と話していた。確かに得点パターンの多彩さと嗅覚は他のFWをしのぐものがある。
3月のベトナム戦など、これまでの代表戦ではポテンシャルを発揮しきれてはいないが、今季の好調ぶりを見ていると、6月シリーズでは何か大仕事を果たしてくれそうな予感も漂う。そうなれば、一気にごぼう抜きで「大迫の後継者」に躍り出る可能性も少なくない。
振り返ってみれば、大迫も屈強なDF相手にタメを作り、ターゲットになるプレーが最初から完璧にできたわけではなかった。ケルン時代に徹底的に手や身体の使い方を覚え、実戦経験を積み重ねて、その術を体得したのだ。上田もプレーの幅を広げられるか。その可能性も強豪相手の4戦でしっかりと示したいところだ。
いずれにせよ、4人にとっては今回が絶対的主力に躍り出る最大のチャンス。吉田麻也(サンプドリア)も「選手間の競争という意味でも、ここが最後のアピールの場になる」と語気を強めていただけに、目の色を変えて取り組む必要がある。
鹿島のレジェンド・柳沢敦氏も「スピード感やパワフルさ、ボールを受けてすぐにゴールに向かえる身体の向きという点で、上田選手は本当に頭抜けている。(小笠原)満男も『自分が見てきた中で一番ヘディングのうまいFWだ』と絶賛していた」と話していた。確かに得点パターンの多彩さと嗅覚は他のFWをしのぐものがある。
3月のベトナム戦など、これまでの代表戦ではポテンシャルを発揮しきれてはいないが、今季の好調ぶりを見ていると、6月シリーズでは何か大仕事を果たしてくれそうな予感も漂う。そうなれば、一気にごぼう抜きで「大迫の後継者」に躍り出る可能性も少なくない。
振り返ってみれば、大迫も屈強なDF相手にタメを作り、ターゲットになるプレーが最初から完璧にできたわけではなかった。ケルン時代に徹底的に手や身体の使い方を覚え、実戦経験を積み重ねて、その術を体得したのだ。上田もプレーの幅を広げられるか。その可能性も強豪相手の4戦でしっかりと示したいところだ。
いずれにせよ、4人にとっては今回が絶対的主力に躍り出る最大のチャンス。吉田麻也(サンプドリア)も「選手間の競争という意味でも、ここが最後のアピールの場になる」と語気を強めていただけに、目の色を変えて取り組む必要がある。
招集外になった大迫も5月28日の北海道コンサドーレ札幌戦で戦線復帰し、ゴールを奪うなど復調気味であるだけに、圧倒的なインパクトを残さなければ、彼を上回るのは難しくなる。
「今回ダメならカタールは遠のく」というくらいの危機感を持って、4人のFWには持てる力の全てを注ぎ、ピッチ上で結果を残してほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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