上門のJ1トップレベルのシュートに期待!
●MF吉尾海夏
(J1横浜F・マリノス←J2FC町田ゼルビア/レンタル復帰)
満を辞しての4年ぶりの復帰。横浜が3年ぶりのリーグ優勝を果たすための重要なピースになりうる。2019年に1シーズン在籍したベガルタ仙台では、主力になりかけたところで不運な怪我もあったが、町田では主力に定着して、昨季は10 ゴール・10アシストと両方を二桁に乗せる活躍を見せた。
横浜の下部組織出身で、トップ昇格した頃は中盤のマルチロールとして重宝されていたが、現在は左足のシュート力を生かせる右サイドが主戦場になっている。そのポジションには仲川輝人や水沼宏太といったJ1でもハイレベルな選手が揃うが、2人とはキャラクターが違うので、スタートでも途中からでも、バリエーションを生み出せるはず。またセットプレーのキッカーとしても優秀であり、直接FKも武器だ。天野純が蔚山現代に移籍したこともあり、試合に出れば左足のキックを任されるケースは増えそうだ。
(J1横浜F・マリノス←J2FC町田ゼルビア/レンタル復帰)
満を辞しての4年ぶりの復帰。横浜が3年ぶりのリーグ優勝を果たすための重要なピースになりうる。2019年に1シーズン在籍したベガルタ仙台では、主力になりかけたところで不運な怪我もあったが、町田では主力に定着して、昨季は10 ゴール・10アシストと両方を二桁に乗せる活躍を見せた。
横浜の下部組織出身で、トップ昇格した頃は中盤のマルチロールとして重宝されていたが、現在は左足のシュート力を生かせる右サイドが主戦場になっている。そのポジションには仲川輝人や水沼宏太といったJ1でもハイレベルな選手が揃うが、2人とはキャラクターが違うので、スタートでも途中からでも、バリエーションを生み出せるはず。またセットプレーのキッカーとしても優秀であり、直接FKも武器だ。天野純が蔚山現代に移籍したこともあり、試合に出れば左足のキックを任されるケースは増えそうだ。
●MF上門知樹
(J1セレッソ大阪←J2ファジアーノ岡山/完全移籍)
今年の個人昇格戦の目玉と言えるタレントで、タイプは違うがベルギーのオーステンデに移籍した坂元達裕のように、セレッソでブレイクする可能性はかなり高い。小菊昭雄監督は守備の要求こそ細かいが、攻撃面では良い意味でシンプルで、選手のアイデアを尊重する傾向が強い。FC琉球で育ち、ファジアーノ岡山でもそうしたスタイルのなかで花開いたので、上門にはもってこいの環境だろう。
武器はなんと言ってもパンチ力のあるシュートで、その威力と精度はJ1の基準でもトップレベルだ。さらに2トップの一角で起用された昨年は、飛び出しからボックス内のシュートが増えて13得点を記録。ストライカーとしての幅も広がっている。最前線に加えて左サイドもこなせるので、どこで起用されるかで多少、チャンスメイクとフィニッシュの比重は変わってくるが、清武弘嗣との新たなコンビネーションも楽しみな要素だ。
●MF黒川淳史
(J1ジュビロ磐田←J2大宮アルディージャ/完全移籍)
残留争いに巻き込まれた大宮で9得点。昨シーズンは監督交代もあったなかで、ポジションとしては右サイドをメインに、前線やトップ下、左サイド、時にはボランチのような使われ方も経験しながら、ボールを持てば鋭い仕掛けと冷静なフィニッシュワークで存在感を見せた。どちらかと言えば味方からパスを受ける側だが、コンビネーションのなかで出す側にもなれるので、ワンツーや追い越す動きを多用する磐田には非常に合っている。
昨年までヴァンフォーレ甲府を率いた磐田の伊藤彰監督は、鈴木政一前監督のスタイルを壊さずに、より全体像をチームが描けるスタイルを構築しようとしている。そのなかで1トップと2トップを固定せずに併用していくことも宣言しているが、黒川はどちらにも対応できるはず。J1は2017年のルーキーイヤーに3試合経験しただけだが、遠藤保仁などの良質なサポートを得て、キャリアハイの二桁得点を記録しても不思議ではないポテンシャルの持ち主だ。
文●河治良幸
【J1】2021-22移籍動向一覧
【J2】2021-22移籍動向一覧
【PHOTO】 2022シーズンの期待のルーキーを一挙紹介!
(J1セレッソ大阪←J2ファジアーノ岡山/完全移籍)
今年の個人昇格戦の目玉と言えるタレントで、タイプは違うがベルギーのオーステンデに移籍した坂元達裕のように、セレッソでブレイクする可能性はかなり高い。小菊昭雄監督は守備の要求こそ細かいが、攻撃面では良い意味でシンプルで、選手のアイデアを尊重する傾向が強い。FC琉球で育ち、ファジアーノ岡山でもそうしたスタイルのなかで花開いたので、上門にはもってこいの環境だろう。
武器はなんと言ってもパンチ力のあるシュートで、その威力と精度はJ1の基準でもトップレベルだ。さらに2トップの一角で起用された昨年は、飛び出しからボックス内のシュートが増えて13得点を記録。ストライカーとしての幅も広がっている。最前線に加えて左サイドもこなせるので、どこで起用されるかで多少、チャンスメイクとフィニッシュの比重は変わってくるが、清武弘嗣との新たなコンビネーションも楽しみな要素だ。
●MF黒川淳史
(J1ジュビロ磐田←J2大宮アルディージャ/完全移籍)
残留争いに巻き込まれた大宮で9得点。昨シーズンは監督交代もあったなかで、ポジションとしては右サイドをメインに、前線やトップ下、左サイド、時にはボランチのような使われ方も経験しながら、ボールを持てば鋭い仕掛けと冷静なフィニッシュワークで存在感を見せた。どちらかと言えば味方からパスを受ける側だが、コンビネーションのなかで出す側にもなれるので、ワンツーや追い越す動きを多用する磐田には非常に合っている。
昨年までヴァンフォーレ甲府を率いた磐田の伊藤彰監督は、鈴木政一前監督のスタイルを壊さずに、より全体像をチームが描けるスタイルを構築しようとしている。そのなかで1トップと2トップを固定せずに併用していくことも宣言しているが、黒川はどちらにも対応できるはず。J1は2017年のルーキーイヤーに3試合経験しただけだが、遠藤保仁などの良質なサポートを得て、キャリアハイの二桁得点を記録しても不思議ではないポテンシャルの持ち主だ。
文●河治良幸
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