
さいとう・れおん
八千代高、仙台大を経て、ジェフ千葉のリザーブスなどでプレー。引退後に指導者の道へ。水戸の下部組織などでコーチを務め、2014年から流経大柏高で教員として勤務し、コーチとして選手の指導にあたる
選手自身がチームの課題や自分の長所と向き合うきっかけに
SPLYZA Teamsを導入したきっかけは3年前です。当時コーチだった榎本雅大監督とチームをより強くするための伸びしろがどこにあるかを考えたとき、分析とフィジカルではないかという結論になりました。分析は以前から取り組んでいましたが、やり切れていないという部分もありました。
いざ導入してみると相手の分析やチーム、個人のプレーを振り返るなど、使い方は無数に存在していて、その中で最も良いなと思っているのは好きな時間に個人が映像を見られることです。
ただでさえ、高校生は授業と部活で過密なスケジュールなうえ、分析を全員で行なう場合はトレーニングを削らないと時間を作れませんが、SPLYZATeamsは選手個人でスマホから好きな時間に見られますし、自分の見方次第で学べる範囲も変わってきます。
実際に選手たちにも変化があって、走行距離などの数字には以前から選手たちも非常に興味を持っていましたが、その数字がどう評価できるのかまで落とし込むのは難しかった。でも、映像で振り返ることで一気に分かりやすくなりました。数字だけでは理解できないけど、映像があれば分かりやすい。
去年は新型コロナウイルスの影響であまり試合ができませんでしたが、その
時間で使い方を精査できたので、今年はより効果的になったと思います。