J１リーグ １stステージ・15節
ヴァンフォーレ甲府 ‐ 横浜Ｆ・マリノス
６月７日（日）／16:00／山梨中銀スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
リーグ成績（14節終了時点）14位　勝点15　５勝０分９敗　８得点・20失点

【最新チーム事情】
●前節の新潟戦で負傷したバレーは欠場の見込み。１トップには伊東の起用が濃厚。
●バレーの離脱は短期間か。軽めのダッシュやボールを蹴るトレーニングを開始。
●横浜戦に向けたトレーニングでは、ポゼッションを意識したメニューも。

【担当記者の視点】
　前節・新潟戦（○２-０）の勝利で３連勝を飾り、降格圏脱出に成功。良い流れなのは確かだが、今節はその新潟戦で肉離れを起こしたバレーが欠場するため、攻撃面への不安は拭えない。
 
　こうなると、勝敗のポイントは守備の出来に懸かってくる。山本、土屋、津田のベテラン３人が構える最終ラインは、ここ３戦無失点と安定感を維持し堅守再建に手応えを掴みつつある。これまでのように全体の距離感をコンパクトに保ちつつ、堅い守備ブロックを形成したい。
 
　相手との実力やタレントの質を考えると、守備に重心を置きつつ、先発が予想される絶好調の伊東を軸にしたカウンターからチャンスを見出すのが現実的だろう。先制点を奪えば負けなしというデータもあるだけに、“先手必勝パターン”で上昇ムードを継続させたい。

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横浜F・マリノス
リーグ成績（14節終了時）：５位　勝点24　７勝３分４敗　19得点・12失点
 
【最新チーム事情】
●前節はG大阪と１-１で引き分けたが、内容的にはまずまずで、今節もメンバーを変えずに臨む模様。
●水曜日のナビスコカップ・山形戦でラフィーニャが今季初ゴール。調子を上げてこの一戦に臨む。
●中村、栗原、中町といった面々は別メニュー調整。今節の出場の可能性は低い。
●首位・浦和との勝点差は10で第１ステージ優勝の可能性はなくなったが、第２ステージへの準備と年間勝点を見据えて負けられない試合になる。
 
【担当記者の視点】
　第１ステージ優勝の可能性はなくなったが、今後に向けて少しでも勝点を積み上げておくためにも、下位に沈むチーム相手に取りこぼしはできない。
 
　前節・G大阪戦は内容的に悪くなかっただけに、なにかを大きく変える必要はない。攻撃では連動性ある崩しで好機を作り、守備では状況に応じたライン設定で隙を与えない。目指すべきスタイルが熟成されてきているだけに、手応えを確かな自信に変える意味でも、勝点３を掴みたい。