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打倒川崎のカギは「良い守備から良い攻撃」。鹿島“ファーストディフェンダー”土居聖真のやるべきこと

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年05月30日

「もっと精密に、戦術的に、ボールの奪いどころを見つけなければいけない」

敵地での川崎戦に挑む鹿島。土居は「厳しい試合を乗り越えていきたい」と気合いを入れる。(C)KASHIMA ANTLERS

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 相馬アントラーズの強みのひとつが、高い位置から果敢に奪いに行くアグレッシブな守備だ。その意味では、ここ最近はワントップで起用されることが多い土居聖真にとり、オフェンス面での仕事に加え、ディフェンス面でのタスクも重要になってくる。

 本来は攻撃センスに溢れるアタッカーだが、守備も手を抜かず、やりがいを感じながら、献身的にこなす。

「ファーストディフェンダーになる回数は多いですし、何気ないプレスひとつでも気をつかって、片方を切りながら行ったり、わざとCBに持たせて引っ掛けさせたり、その駆け引きの楽しみ方もあります」

 成功体験となったゲームもある。5月12日の名古屋グランパス戦、スタンディングで自分たちより上位にいるチームに1本のシュートも打たせず、2-0で完勝を収める。「良い守備があったからこそ、良い攻撃が目立つ試合だった」。個々の奮闘とチーム全体の組織的な守備が機能し、チャンスを確実にモノにする。会心の勝利だった。

 5月最後の試合は、川崎フロンターレの敵地に乗り込む。周知のとおり、今季ここまで無敗で首位を独走する強敵だ。「いかに良い守備から良い攻撃にもっていくかは、ひとつキーになる」と土居はイメージする。

「攻撃は自分の好きにやっていますけど、守備のところでは周りと連動して。そこをもうひとつふたつ、ギアを上げたり、精度を高めないと、っていう相手なので。試合の中でも、もっともっと話し合ってやれれば」

 強度を上げつつ、クオリティにもこだわる。

「前線からアグレッシブに行くチームはたくさんありますけど、ただ前から行くのではなくて、もっと精密に、戦術的に、ボールの奪いどころを見つけなければいけないと思う」
 
 現体制となって整理された守備の部分でどれだけ優位に立てるか。

「どこでボールを取れるかは、やってみないと分からない部分はありますけど、それをかいくぐるのがうまいチームですし、そこの際(きわ)はひとつポイントになる」

 熟練のビルドアップ、破壊力抜群のアタックが売りの川崎に対し、磨き上げた守備で相手のリズムを狂わせることができれば、勝機はグッと高まるはず。「簡単な試合にならないと思います」と気を引き締める土居は、「しっかりみんなで手を取り合って、厳しい試合を乗り越えていきたいし、そこで勝てばさらにチームとして強くなると思います」と意気込みを口にした。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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