【移籍市場超速報】ポグバの移籍に備えて(?)ユベントスがヴィツェル獲得を狙う etc.

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2015年05月06日

戦力の補強、残留に向けタフな交渉が待っているユーベ、ローマ。

今夏の移籍市場で最もその去就が注目を集めるであろうポグバ。ユベントスとは2019年6月までの契約を残している。写真は、負傷欠場中のため、ガールフレンドとともにスタンドから観戦したCL準々決勝モナコ戦。 (C) Getty Images

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【ユベントス】ヴィツェル獲得に2500万ユーロを提示
 
 来シーズンに向けて中盤の強化を目論んでいるユベントスは、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(ゼニト)の獲得に乗り出している。
 
 ゼニトがつけている3000万ユーロという値札に対し、すでに1800万ユーロを提示していたが、今週に入ってそれを2500万ユーロまで吊り上げた。しかし、ゼニトは当初の値段を下げる気配は見せておらず、交渉はかなりハードなものになりそうだ。
 
 この交渉と密接な関係を持っているのは、欧州中のメガクラブから注目を浴びているポール・ポグバの去就。パリ・サンジェルマンからの年俸1500万ユーロという破格のオファーに対しては拒否の姿勢を示しているポグバだが、他のクラブからも誘惑の手が伸びている。
 
 とりわけ積極的なのが、レアル・マドリー。チャンピオンズ・リーグ準決勝での対戦に絡んで、ユベントスのOBでもあるジネディーヌ・ジダンが説得に乗り出しているという話もあり、今後の動向が注目される。
 
【ローマ】ナインゴランの去就は不透明
 
 今シーズン前半にローマの好調を支えたベルギー代表MFラジャ・ナインゴランの去就が微妙になっている。
 
 契約は2018年まで残っているが、保有権はローマとカリアリが50パーセントずつ持ち合っている状況。共同保有制度が廃止になる今夏には、何らかの形で決着をつける必要がある。
 
 ローマは残り半分の保有権も買い取りたい意向だが、900万ユーロという提示額に対し、カリアリは1500万ユーロ以下では売却に応じない姿勢を保っている。また選手側も、ローマが提示している契約延長オファーに同意していない。
 
 この2つの状況の背景に“第三”のクラブが絡んでいる可能性もあるだけに、今後の動きから目が離せない。
 
 ローマのワルテル・サバティーニSDの懸案は、この一件だけではない。来シーズンに向けて左右のSBの補強は大きな課題であり、獲得リストには20歳のガーナ代表アブドゥル・ラーマン・ババ(アウクスブルグ)の名前が挙がっている。
 
【ニューカッスル】アンデルレヒトのミトロビッチ獲得に前進
 
 前線の補強に動いているプレミアリーグのニューカッスルは、セルビア代表の大型FWアレクサンダル・ミトロビッチの獲得について、保有権を持つアンデルレヒトと基本合意に達した。
 
 移籍金は1500万ユーロ。ただし、まだ選手側とは契約の内容について合意に達しておらず、年俸などの諸条件を詰める必要がある。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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