アジア・チャンピオンズリーグは４月21日に５節が行なわれ、浦和はホームで水原三星と対戦。１-２で敗れ、グループリーグ敗退が決まった。
 
　試合は前半、互いに慎重な立ち上がりを見せるも、徐々に水原三星がリズムを掴みチャンスを量産。浦和は再三ピンチを迎えるが、GK西川の好セーブもあり、ゴールを許さない。逆に浦和はなかなかチャンスを作り出せなかった。
 
　結局スコアレスで前半を折り返すと、ペトロヴィッチ監督が業を煮やしたように後半頭から３枚替えの交代策に出る。DFの加賀、ボランチの鈴木、左ウイングバックの橋本に代えて、阿部、梅崎、ズラタンを投入した。
 
　すると、後半は浦和が敵陣に人数を掛け、持ち前のパスワークからチャンスを作り出す。69分には高木のクロスから、交代出場のズラタンがヘディングシュートを決めて先制。交代策が功を奏した。
 
　グループリーグ突破のために、少しでも得失点差を詰めたい浦和はさらに攻勢に出るが、逆に74分、カウンターからコ・チャウォンにヘディングでゴールネットを揺らされてしまう。そして88分には、カイオに逆転のゴールを許して万事休す。
 
　結局１-２で敗れた浦和は、１分け４敗となり、グループリーグ敗退が決定。１試合を残して、厳しい現実を突きつけられる結果となった。