【鳥栖】「常に前に前に行くサッカー」に惹かれて加入した30歳のボランチが、得点力不足が課題のチームを救うか? 

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2021年02月26日

「毎年、成長するのが目標」

島川は180センチのサイズを生かして昨季はリーグ戦で2ゴール。セットプレーからの得点が期待できる。写真提供:サガン鳥栖

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 2月27日(土)に湘南との開幕戦を控えるサガン鳥栖。オフに原川力(→C大阪)、原輝綺(→清水)、森下龍矢(→名古屋)と多くの主力を失った一方で、ファン・ソッコ(←清水)、仙頭啓矢(←京都/保有元は横浜)らを補強した。

 特に主軸だった原川の移籍は痛いが、その意味で注目は大分トリニータから加入した島川俊郎だ。守備に特長のある30歳のボランチは、昨季にリーグ30試合に出場。原川の穴を埋める活躍が期待される。

 同じJ1で同じ九州の鳥栖へ移籍。決断の経緯を問われると「毎年、成長するのが目標」と前置きしたうえで、こう語った。

「鳥栖から移籍の話をいただいた時に、これからの可能性や、若い選手の素晴らしい才能に惹かれました。あとは展開が早く、常に前に前に行くサッカーのところも。そこは自分の課題でもあるので。30歳にして新たな挑戦です」
 
 実際にトレーニングや練習試合の中では「常にボールにプレーするというか、休む時間がない。常に考えているような感じ」があるという。その表情は充実感に満ち溢れていたが、練習はすごくハードだと語る。もちろん大分とのスタイルの違いも新鮮だったようだ。

「何が違うのか言葉で表すのは難しいですけど、スピード感はまったく違いますね。大分はどちらかと言うと“幅”を使う、できるだけ早くサイドに起点を作って、ボールを大事にしていました。鳥栖は急いでいるわけでないんですが、縦に行くことを恐れていない。そんな感じです」

 完全に鳥栖の戦術にフィットできているか分からない。決して目立つプレーヤーではない。攻撃の構築で不可欠だった原川とバランサーの島川とでは同じポジションであっても役割が違うかもしれない。

 それでも「前線の選手に自由に動いてもらうようにバランスを取る」働きで、得点力不足が課題のチームを救う重要なピースになるかもしれない。明日の湘南戦は島川のプレーに注目したい。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 

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