新加入ながらキャプテンマークを託される
新シーズンに向けて沖縄でトレーニングキャンプを行なっていた千葉。2月5日には、守備の要として期待される新加入のCB鈴木大輔が、オンライン会見に登場し、2021シーズンへの意気込みなどを語った。
2008年に新潟でプロ生活をスタートさせ、国内外のチームで確固たる地位を築いてきた男が、今シーズンから千葉に完全移籍で加わった。
昨季、51失点を喫した千葉は、守備を立て直すべく鈴木に白羽の矢を立てたのだ。鈴木健仁GMは「僕自身が一番こだわっていたのがCBで、リーダーシップが発揮できる選手がどうしても欲しかった。声が出て経験があって全体を統率できる選手というのが絶対に必要だと思っていたので、鈴木大輔に来てもらった」と期待を寄せる。
複数のクラブが興味を示したなかで、鈴木が千葉を選んだのは成長のため、そしてチャレンジ精神からだった。
「新しいチャレンジがしたかったこと、自分が入ったことでいい影響を与えて昇格に向かってトライできることは大きな挑戦だと思っている。自分が入って大きく変わるとは思っていないが必ず昇格できると思っているので自分の経験を活かし、そのためのピースになれば嬉しい」と活躍を誓う。
選んだ背番号は「13」。2012年ロンドンオリンピックで44年ぶりとなる五輪ベスト4入りに貢献した時に背負っていた愛着の番号でもある。
「五輪の時に13番をつけていたので思い入れがあり選んだ(笑)」
2008年に新潟でプロ生活をスタートさせ、国内外のチームで確固たる地位を築いてきた男が、今シーズンから千葉に完全移籍で加わった。
昨季、51失点を喫した千葉は、守備を立て直すべく鈴木に白羽の矢を立てたのだ。鈴木健仁GMは「僕自身が一番こだわっていたのがCBで、リーダーシップが発揮できる選手がどうしても欲しかった。声が出て経験があって全体を統率できる選手というのが絶対に必要だと思っていたので、鈴木大輔に来てもらった」と期待を寄せる。
複数のクラブが興味を示したなかで、鈴木が千葉を選んだのは成長のため、そしてチャレンジ精神からだった。
「新しいチャレンジがしたかったこと、自分が入ったことでいい影響を与えて昇格に向かってトライできることは大きな挑戦だと思っている。自分が入って大きく変わるとは思っていないが必ず昇格できると思っているので自分の経験を活かし、そのためのピースになれば嬉しい」と活躍を誓う。
選んだ背番号は「13」。2012年ロンドンオリンピックで44年ぶりとなる五輪ベスト4入りに貢献した時に背負っていた愛着の番号でもある。
「五輪の時に13番をつけていたので思い入れがあり選んだ(笑)」
継続路線を決め、指揮2年目のユン・ジョンファン監督にとっても力強いプレースタイルと抜群の統率力を誇る鈴木の存在は心強いだろう。チームに好影響を与えるリーダーシップを見込み、新戦力ながらも彼にキャプテンを任せた。
「(新チームの)立ち上げからコミュニケーションを取っていくなかで、ユンさんが『キャプテンを任せたい』と言ってくれたので、1年目で難しさもあるが『挑戦させてください』と即答した」と話し、「ディフェンスリーダーとしての役割も求められている。自分の特長として後ろから全体を見て統率していくこと。声を出して前の選手や横の選手を動かしてチームが求めている守備で力を発揮できると思っている。チームが求めていることに上手くハメられる自信はある」と力強く続けた。
今季、指揮官が掲げるテーマは“攻撃的な守備だ”。
千葉の守備は個々が規則正しいポジションを取り、穴を作らないことをベースとするが、鈴木は「積極的な守備という部分で、自発的にボールを奪い攻撃に繋げていくところに取り組んでいて、ゴールを取るために自分たちはボールを奪いにいくところが“攻撃的な守備”だと思っている」と語る。
また、キャンプでは多くの練習試合も組まれトライ&エラーを繰り返しながら戦術の構築に務めてきた。
「自分たちから勇気をもってトライするところは守備でも攻撃でもできているので、詰めていくことだけ。1つ1つ出た課題を練習でしっかり消化して落とし込んでいく地味な作業だけど積み重ねるほど、去年より失点は減り、得点は増えると思う」と今後の青写真を描く。
開幕戦に向けて着々と準備を進めるなか、ニューチームは2月28日、フクダ電子アリーナでの甲府戦で、そのベールを脱ぐことになる。
鈴木大は前だけを見つめ次のように言う。
「ジェフ千葉の選手たちは、一人ひとりクオリティが高い。昇格というところで言うと、僕はできると思っている。それぞれの特長、チームのやり方を踏まえて、それを気持ち良くだせるようにするかが鍵になる。何が足りないというよりも、自分たちが持っているものを最大限に出せれば問題はない」
自分にベクトルを向け、チームをまとめ、チームの勝利のために全力を尽くす。それだけを考えて。
取材・文●石田達也
「(新チームの)立ち上げからコミュニケーションを取っていくなかで、ユンさんが『キャプテンを任せたい』と言ってくれたので、1年目で難しさもあるが『挑戦させてください』と即答した」と話し、「ディフェンスリーダーとしての役割も求められている。自分の特長として後ろから全体を見て統率していくこと。声を出して前の選手や横の選手を動かしてチームが求めている守備で力を発揮できると思っている。チームが求めていることに上手くハメられる自信はある」と力強く続けた。
今季、指揮官が掲げるテーマは“攻撃的な守備だ”。
千葉の守備は個々が規則正しいポジションを取り、穴を作らないことをベースとするが、鈴木は「積極的な守備という部分で、自発的にボールを奪い攻撃に繋げていくところに取り組んでいて、ゴールを取るために自分たちはボールを奪いにいくところが“攻撃的な守備”だと思っている」と語る。
また、キャンプでは多くの練習試合も組まれトライ&エラーを繰り返しながら戦術の構築に務めてきた。
「自分たちから勇気をもってトライするところは守備でも攻撃でもできているので、詰めていくことだけ。1つ1つ出た課題を練習でしっかり消化して落とし込んでいく地味な作業だけど積み重ねるほど、去年より失点は減り、得点は増えると思う」と今後の青写真を描く。
開幕戦に向けて着々と準備を進めるなか、ニューチームは2月28日、フクダ電子アリーナでの甲府戦で、そのベールを脱ぐことになる。
鈴木大は前だけを見つめ次のように言う。
「ジェフ千葉の選手たちは、一人ひとりクオリティが高い。昇格というところで言うと、僕はできると思っている。それぞれの特長、チームのやり方を踏まえて、それを気持ち良くだせるようにするかが鍵になる。何が足りないというよりも、自分たちが持っているものを最大限に出せれば問題はない」
自分にベクトルを向け、チームをまとめ、チームの勝利のために全力を尽くす。それだけを考えて。
取材・文●石田達也