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「絶対に無理をさせない」原博実副理事長も言及!Jリーグが今季から各年代で「脳震盪による交代」を導入

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年01月29日

チームドクターの判断で「脳震盪」の有無が決定

自身も選手時代に経験があるという原副理事長。※写真は会見中のスクリーンショット

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 Jリーグは1月28日に行なわれた理事会で、脳震盪による交代枠の導入を決定した。

 これまでもその危険性が指摘され、日本サッカー協会(JFA)でも指針を出していた脳震盪の問題について、先日、国際サッカー評議会(IFAB)より「脳振盪による交代(再出場なし)の追加における試行」の提言がなされていた。

 Jリーグはこの提案を「選手の安全の確保を最大化させること」を目的に、育成年代も含むJリーグの公式試合すべて及びプレシーズンマッチにおいて導入することを決定した。

 Jリーグの試合では帯同しているチームドクターが脳震盪の有無を判断。判断基準にはリーグから各チームドクターに共有しているチェック項目などもあり、脳震盪を起こした際の試合復帰までのプロセスも詳細に定められている。それに従い、以下のようなルールで交代が可能となる。

●1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる。
●「脳振盪による交代」は、その前に何人の交代が行われているにかかわらず、行うことができる。
●育成年代などではベンチ入りメンバー全てが交代可能な場合もあり、「脳震盪による交代」で交代人数を使い切っていた場合には、既に交代で退いた競技者であっても出場することが可能となる。
●「脳振盪による交代」は、「通常の」交代の回数の制限とは別に取り扱われるが、チームが「脳振盪による交代」を「通常の」交代に合わせて行った場合、1回の「通常の」交代としてカウントされる。
 
 今回の決定を受けてJリーグの原博実副理事長は「僕らの頃はよくあった」「本人も申し訳なく思ったり、指導者ももう少しだからとやらせてしまったり」と現場レベルでの判断で無理をしてしまうことを指摘。

「(脳震盪によって)後遺症が出るというのはいろんなデータを見ても今ハッキリと分かっていること」として、「サッカー界だけでなく、スポーツ界全体で脳震盪になったら絶対に無理をさせないというメッセージを出していくことが重要だと思います」と今回の決定の重要性を説いた。

 このルールはJリーグの各公式戦のほか、プレシーズンマッチからも採用される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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