アルビレックス新潟は１月25日、本間至恩との契約更新を発表した。

　アカデミー出身のプロ２年目、20歳の本間は、昨季７得点・７アシストと攻撃の中心に成長を遂げた。

　しかし、１月20日の新体制発表時には10番を背負う本間の去就が明かされず、ファンも首を長くして今回の発表を待っていた。

　そんな本間はクラブを通して、契約更新までの経緯をこう明かしている。

「今シーズンもアルビレックス新潟で戦うことを決断いたしました。この決断に至るまで、たくさんの方々にご心配をおかけし、本当に申し訳ありませんでした。

　プロサッカー選手として、より高い目標を持ち、自分の力を試したいと常に考えています。その中で、今回オファーをいただいたこと、また、初めてオファーをいただいて悩んだことも正直に伝えます。

　別の環境に身を置くのか、それとも生まれ育った地元のクラブでもっと力をつけるべきなのか、長い時間をかけて自問自答しました。いろいろな想いが寄せては返すうちに、温かい声援を送り続けてくださる新潟サポーターの皆さんの存在を大きく感じていることに改めて気付きました。

　そして今、新潟の選手として、一瞬も気を緩めずに戦おうと決意しています。チームの目標達成のために自分が持っている力をすべて注ぎ、プレーで貢献します。これまで以上にサッカーと向き合って、成長していきます。今年こそＪ1に行きましょう！」

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　新潟の“至宝”の残留に心躍らせているのはファンだけではない。バルセロナのアカデミーでスカウトやダイレクターなども歴任してきた新潟のアルベルト・プッチ・オルトネダ監督も自身のツイッターを更新。本間との３つの写真を投稿し、以下のようにその喜びを綴った。

【画像】写真で分かる？アルベルト監督が語る「契約更新の交渉プロセス」

「選手との契約更新の交渉プロセスとは....まずは話し合う、そして柔道の技をかける、そうすればアルビレックスとサインする。やっと全員揃った。さぁ高知ｷｬﾝﾌﾟに出発だ！」

　酒気帯び運転で所属選手が逮捕され、是永社長も引責辞任するなど、紆余曲折あった昨シーズンの新潟だが、アルベルト監督が目指した「ボールとともにプレーする攻撃的なサッカー」はチームに浸透した。

　2017年以来のJ１昇格に向けて、役者の揃ったチームは１月25日から高知キャンプをスタートさせる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部