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【FC東京】助っ人&若手の活躍だけじゃない!チームを下支えした森重真人は「嬉しいの一言に尽きます」と感無量

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年01月04日

日程延期で負傷明けの東慶悟も間に合った

天皇杯制覇を知る唯一の選手、在籍11年目の森重が、ルヴァン杯決勝で輝きを放った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[ルヴァンカップ決勝]FC東京2-1柏/1月4日(月)/国立競技場

 シーズン中にMF橋本拳人とDF室屋成が抜けたFC東京は、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響もありJ1リーグのなかでもかなり厳しい日程で今シーズンを戦い抜いた。

 長谷川健太監督の手腕や、若手の奮闘も欠かせないものだったが、そんな今季の最後にタイトルをもたらしたのは百戦錬磨のベテランの活躍だった。

 ACL以降、アンカーで起用されている森重真人は「嬉しいの一言に尽きます。ホッとしているのと、今シーズン自宅で過ごすことも増えたなか、ずっと応援してくれている、ファン・サポーターにタイトルをプレゼントできたことが何よりもうれしい」とこの日の勝利を喜んだ。

 個人としては2011年の天皇杯獲得以来のタイトルとなる。「(ここまで)本当に長かったなと。試合が終わって、やっと優勝できたということで本当にうれしかった。しっかり勝って終われてホッとしている。その2つしか言葉はない」と感無量だ。

 オルンガ、クリスティアーノ、江坂任の強力な柏レイソルの攻撃陣を相手に真っ向勝負でこれを封じ、中盤に落ち着きを与えた。終盤は足を攣る場面もあったが、それでも最後までピッチに立ち続けたことで、若いFC東京に一本の芯が通った。
 
 また、コロナ禍によって決勝戦の日程が延期されたことで“間に合った”東慶悟の存在も大きかった。

 勝負が決まった直後は感極まって声が出なかった東だが、「怪我をしていて、最初はこの決勝に出られないと思っていたので、イレギュラーな展開で今日出場することが出来ました。優勝しなかったら、キャプテンが持っていないと思われても仕方ない」と徐々に自身初のタイトル獲得を実感しているようだった。

 その東と代わるようにピッチに登場した三田啓貴も含め、ベテラン選手たちが要所で気の利いたプレーを披露した。

 若手の突き上げ、ベテランの奮闘とバランスの取れたFC東京はここから勝利のサイクルを生み出せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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