「始まりは1人のサポーターでした」鹿島ひと筋23年、GK曽ケ端準が引退を発表

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年12月24日

獲得したタイトルは「17」

今季のリーグ戦では1試合の出場に留まっていた曽ケ端。写真:滝川敏之

画像を見る

 鹿島アントラーズは12月24日、クラブひと筋23年、41歳のGK曽ケ端準の引退を発表した。

 茨城県出身で鹿島ユースから1998年にトップチームに昇格した曽ケ端は、2001年に高桑大二朗に代わってレギュラーの座を奪うと、以後2017年まで正GKとして活躍。08年から14年までの7シーズンはフル出場を果たしていた。

 また、クラブが獲得した20のタイトルのうち、17のタイトルに貢献。J1リーグを7度制したのをはじめ、ルヴァンカップは5回、天皇杯は4回、そしてACLでも優勝を果たした。

 個人としても、2001年のリーグカップのニューヒーロー賞、02年はベストイレブン、03年はフェアプレー賞の個人賞も受賞。

 日本代表にも招集され、2002年の日韓ワールドカップと、オーバーエイジで出場した04年のアテネオリンピックと大舞台も経験している。
 
 そんな曽ケ端は、クラブを通して以下のようにコメントした。

「今シーズン限りで、現役生活を終えることを決めました。僕は鹿嶋で生まれ育ち、このまちに鹿島アントラーズが誕生し、始まりは1人のサポーターでした。それがユースに入り、プロになり、1つのクラブでここまで長くプレーできるとは想像もしていませんでした。鹿島アントラーズで獲得した数多くのタイトル、ともに戦った監督、選手、スタッフ、フロント、パートナー、自分と関わってくれた指導者、いつも支えてくれた両親、兄、妻、子どもたち、そしてファン・サポーターの方々、すべてが財産です。このクラブで勝利のためにプレーし、引退できることを、心から嬉しく思います。23年間、ありがとうございました!」

 世界的にも少なくなってきた“ワンクラブ・マン”の大ベテランが下した決断に敬意を表したい。

【PHOTO】チームの歴史が一目でわかる!鹿島アントラーズの「歴代集合写真」を一挙紹介!

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
【関連記事】
【セルジオ越後】「降格なし」で本当に良かったのか? 号泣する鹿島の選手や相模原の昇格ドラマに感じたのは…
【Jアウォーズ】ベストイレブンに川崎から史上最多の9選手! 得点王オルンガのほか、最後の一席を射止めたのは…
【鹿島】J1通算500試合出場の偉業。それでも小笠原満男と曽ヶ端準の姿勢は変わらない
「これを超えるものは見たことない」神様ジーコが投稿した、現役時代の超絶FK動画が大反響!「ファウルはPKと同じだった」
「サッカー選手として終わったんだと…」内田篤人が引退セレモニーで決断の真意を明かす。「また会いましょう」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月1日号
    12月18日(木)発売
    [特集]
    2026北中米ワールドカップ
    選手名鑑&出場国ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ