【セリエA】数字で見る最も戦力補強が効果的だったチーム

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2015年03月30日

良かったチームと悪かったチームの最も大きな相違点とは!?

最も多くの選手が出入りしたミラン。新加入選手個々は奮闘しているものの、チームの結果に全く反映されていない。しかも、この冬で退団した選手が新天地では活躍しているという皮肉な現象も……。 (C) Getty Images

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好調トリノ。元々悪くなかったチームが手薄な部分を修正して必然的に浮上したという例だろう。 (C) Getty Images

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 セリエAはここまで28節を消化。冬のメルカートが開始した1月5日から数えると、各クラブ(一部を除いて)はリーグ戦12試合を戦ったこととなる。
 
 この冬、20チームのほぼ全てが、何らかのかたちで選手補強を行なった。では、それによってチームの成績がどう変わったか、1試合平均勝点の変動によって検証してみよう。
 
 メルカート期間を経て大幅に数字が悪化したのは、ローマ(2.25→1.41)、ジェノア(1.62→0.91)、ミラン(1.56→1.08)の3チームだ。
 
 ローマはアフリカネーションズ・カップ帰りのセイドゥ・ドゥンビアがまだ戦力になっておらず、ジェノアは例年同様に出入りの激しいメルカートがチームをネガティブな方向に揺さぶった格好。ミランもアレッシオ・チェルチ、マッティア・デストロ、ルカ・アントネッリといった選手を獲得しながら、年明けから続く不振から脱却できずにいる。
 
 一方、大きく数字を伸ばしたのはトリノ(1.06→1.83)とラツィオ(1.68→2.08)だ。
 
 トリノはマキシ・ロペスが前線のポイントとして機能し、ラツィオは最終ラインに獲得したマウリシオがディフェンスに厚みをもたらしている。
 
 とはいえ、両チームとも開幕当時からチームの骨格は変わっていない。首位を快走するユベントスを含め、どうやらチームを大きくいじらなかった(いじる必要のなかった?)チームの方が、成績が安定しているようだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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