現地時間11月8日に開催されたラ・リーガ第9節で、王者レアル・マドリーは、16位に沈むバレンシアと敵地で対戦。絶不調の相手に、1-4の大敗を喫した。
23分にカリム・ベンゼマのゴールで先制したものの、なんと3本のPKとラファエル・ヴァランヌのオウンゴールで敗れている。
マドリーへは批判の声が集まるなか、マドリー寄りで知られる『MARCA』紙が注目したのが、同点に追いつかれた35分のPKシーンだ。
カルロス・ソレールのキックをGKのクルトワがセーブしたボールを、ソレールが再び狙うも、シュートはポストに。その跳ね返りを売り出し中のウヌス・ムサがゴールに叩き込んだ。
だが、ムサがペナルティーエリアに入り込むのが早かったとして蹴り直しになり、結局C・ソレールがPKを決めている。
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3本のPKとオウンゴールで敗れる
『MARCA』紙は、「マドリーの選手の驚くべき行動。なぜ彼らは動かなかったのか?」という見出しの記事を掲載。ムサがPKを詰めたシーンで、5人の選手(マルコ・アセンシオ、ベンゼマ、ルカ・モドリッチ、ヴィニシウス・ジュニオール、フェデリコ・バルベルデ)がペナルティーアーク周辺に立ち尽くしている場面を写真で公開し、次のようにこき下ろした。
「彼らは目でボールを追うだけだった。(C・ソレールのキックから)5秒近くの間、マドリーの選手は誰も敵のゴールを防ごうとしなかった」
昨シーズンは、とりわけコロナ中断明けから守備が安定し、それを拠り所に戴冠を果たしたマドリー。献身性が際立っていたチームの変貌に、贔屓紙も驚きを隠せなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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