クロップの大胆な抜擢に応えた南野
リバプールで奮闘する日本代表FWへの期待は日々高まっている。
現地時間10月21日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループD・第1節で、リバプールは敵地でアヤックスと対戦。相手の反撃に苦しみながらも35分にサディオ・マネのドリブル突破から生まれたオウンゴールを守り抜き、1-0で逃げ切り勝ちを収めた。
インターナショナルウイーク中の代表活動も含め、ほぼ休みなくプレーし続けている主力の多くが蓄積疲労を抱えているリバプールは、アヤックス戦でも精彩を欠くシーンが散見。とりわけ前半終了間際から後半の立ち上がりのプレーは、プレミアリーグ王者のそれではなかった。
それでも攻勢を強めるアヤックスに飲み込まれなかったのは、指揮官ユルゲン・クロップの采配があったからだ。59分にモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、マネを下げ、ジェルダン・シャキリ、南野拓実、ディオゴ・ジョッタを投入したのだ。
貴重な得点源であるフロント3全員を入れ替える大胆な交代策ではあったが、これによって再び前からプレスをかけられるようになったレッズは、アヤックスの反撃を押し返すことに成功したのである。
現地時間10月21日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループD・第1節で、リバプールは敵地でアヤックスと対戦。相手の反撃に苦しみながらも35分にサディオ・マネのドリブル突破から生まれたオウンゴールを守り抜き、1-0で逃げ切り勝ちを収めた。
インターナショナルウイーク中の代表活動も含め、ほぼ休みなくプレーし続けている主力の多くが蓄積疲労を抱えているリバプールは、アヤックス戦でも精彩を欠くシーンが散見。とりわけ前半終了間際から後半の立ち上がりのプレーは、プレミアリーグ王者のそれではなかった。
それでも攻勢を強めるアヤックスに飲み込まれなかったのは、指揮官ユルゲン・クロップの采配があったからだ。59分にモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、マネを下げ、ジェルダン・シャキリ、南野拓実、ディオゴ・ジョッタを投入したのだ。
貴重な得点源であるフロント3全員を入れ替える大胆な交代策ではあったが、これによって再び前からプレスをかけられるようになったレッズは、アヤックスの反撃を押し返すことに成功したのである。
とりわけフィルミーノに代わって投入され、3トップの中央で“偽9番”としての役割を担った南野に対する評価は高い。英公共放送『BBC』のラジオ番組『BBC Radio 5 Live』に出演した元リバプールのDFスティーブン・ウォーノックは、「ミナミノは明らかにフィルミーノよりも優れていた」と称えた。
「ミナミノは明らかな違いを作った。彼が後半にボールの繋ぎ役となったプレーは、前半のフィルミーノよりも優れたものだった。リバプールのチャンスシーンのほぼすべては、ミナミノのボールキープとリンクマンとしてのプレーから起きていた」
南野の献身性を称えたウォーノックは、さらにこう続けている。
「ミナミノが前線で時間を作ったことで、ディフェンスラインは5ヤードから10ヤードも上げられ、中盤の押し上げに繋がった。それこそがアヤックスが苦戦するようになった主因だ。彼らはリバプールのラインが高くなったことで、プレッシャーにさらされてシンプルに繋ぐことができなくなった」
クラブOBからも称えられるほどの献身的な仕事ぶりで声価を高めた南野。リバプールは、現地時間10月24日に本拠地アンフィールドでシェフィールド・ユナイテッドを迎え撃つが、そこで先発の機会は与えられるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部