指摘を受けたヘンダーソン本人は反論
現地時間10月11日に開催されたUEFAネーションズ・リーグのリーグA・グループ2に属するイングランドは、ホームで強敵ベルギーを2-1で撃破した。1点を先制されたものの、前半のうちにマーカス・ラッシュフォードのPKで同点にし、後半にメイソン・マウントが決勝点で逃げ切った。
この勝利にはイングランドのガレス・サウスゲイト監督も非常に喜び、「彼らはトップチームだ」と選手たちを絶賛。英国内でもFIFAランク1位のベルギーを相手に逆転勝利を収めたチームへ称賛の声が上がっている。
しかし、勝利の余韻に浸る選手たちに苦言を呈した人物がいる。中継番組にコメンテーターとして出演していた、元アイルランド代表でマンチェスター・ユナイテッドOBのロイ・キーン氏だ。
現役時代は“闘将”として知られたキーン氏は、同点ゴールとなったPKを獲得したリバプールのジョーダン・ヘンダーソンのプレーに言及。「あれはPKなんかじゃない」と断言したのだ。
「レフェリーの反応を見れば分かる。主審はプレーじゃなくて、ヘンダーソンの叫びに反応してペナルティスポットを指差した。そもそもヘンダーソンはなぜ叫んだんだ? 叫ぶ必要なんてなかった。リプレイを見てみろ。(ファウルをしたとされるトーマス・)ムニエは肩にほんの少し接触しただけだ。あれだけで大きな叫び声が上がるものか?」
この勝利にはイングランドのガレス・サウスゲイト監督も非常に喜び、「彼らはトップチームだ」と選手たちを絶賛。英国内でもFIFAランク1位のベルギーを相手に逆転勝利を収めたチームへ称賛の声が上がっている。
しかし、勝利の余韻に浸る選手たちに苦言を呈した人物がいる。中継番組にコメンテーターとして出演していた、元アイルランド代表でマンチェスター・ユナイテッドOBのロイ・キーン氏だ。
現役時代は“闘将”として知られたキーン氏は、同点ゴールとなったPKを獲得したリバプールのジョーダン・ヘンダーソンのプレーに言及。「あれはPKなんかじゃない」と断言したのだ。
「レフェリーの反応を見れば分かる。主審はプレーじゃなくて、ヘンダーソンの叫びに反応してペナルティスポットを指差した。そもそもヘンダーソンはなぜ叫んだんだ? 叫ぶ必要なんてなかった。リプレイを見てみろ。(ファウルをしたとされるトーマス・)ムニエは肩にほんの少し接触しただけだ。あれだけで大きな叫び声が上がるものか?」
これに対し、試合後にヘンダーソンは「僕は肩を引っ張られた。相手の前に出るプレーで肩を引かれて倒れたんだ。絶対にPKだと思った」と反論。だが、試合終了のホイッスルが鳴った後、ヘンダーソンと何かしら話し込んだムニエは、「あれはPKに値するプレーではなかったように思う」とコメントしている。
ちなみに、強豪国相手の勝利に酔う英国内でも、ヘンダーソンのこのプレーには懐疑的な声が上がっており、英公共放送『BBC』のラジオ番組に出演したスポーツレポーターのクリス・シュートン氏は「あのプレーもそうだが、やはりヘンダーソンは国際的なプレーヤーではないと思う。サウスゲイト監督の手腕もよく分からない」と指摘している。
イングランド代表は14日に同コンペティションのグループ2第4節デンマーク戦を迎える。今度こそ会心の勝利で、批判の声を吹き飛ばせるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部