クロップ監督が語った、“驚くべき変貌をとげたトリオ”に
昨シーズンのプレミアリーグで、30年ぶりのトップリーグ制覇を達成したリバプール。現地時間9月12日にはリーズ・ユナイテッドとの一戦で、新シーズンが開幕する。
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、9日に英公共放送『BBC』のラジオ番組に出演し、「タイトル防衛戦」に挑む意気込みなどを語った。
アナウンサーに「リバプールはこの夏に目立った補強をせず、サポーターに心配をかけている」と指摘されると、指揮官は肩をすくめて、「その代わり、僕らのスカッドにはその懸念を振り払うだけの選手たちがいると考えているよ」と答えた。
特に、プレシーズンで“驚くべき変貌”を遂げた3人のプレーヤーに言及。そのうちのひとりが、日本代表MF南野拓実だ。
南野は今年1月にレッドブル・ザルツブルクからリバプールに加入。2019-20シーズンは14試合に出場したが、ゴール・アシストの記録はゼロ。しかし、クロップは加入当初から「タキに必要なのは時間だ」と繰り返し、辛抱強く新たなリーグに適応するのを待ち続けていた。
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、9日に英公共放送『BBC』のラジオ番組に出演し、「タイトル防衛戦」に挑む意気込みなどを語った。
アナウンサーに「リバプールはこの夏に目立った補強をせず、サポーターに心配をかけている」と指摘されると、指揮官は肩をすくめて、「その代わり、僕らのスカッドにはその懸念を振り払うだけの選手たちがいると考えているよ」と答えた。
特に、プレシーズンで“驚くべき変貌”を遂げた3人のプレーヤーに言及。そのうちのひとりが、日本代表MF南野拓実だ。
南野は今年1月にレッドブル・ザルツブルクからリバプールに加入。2019-20シーズンは14試合に出場したが、ゴール・アシストの記録はゼロ。しかし、クロップは加入当初から「タキに必要なのは時間だ」と繰り返し、辛抱強く新たなリーグに適応するのを待ち続けていた。
新型コロナウイルスの影響もあってプレシーズンは8月から開始されたなか、南野は8月29日に行なわれたコミュニティ・シールドのアーセナル戦に途中出場。1点リードされた状況で左サイドハーフに陣取ると、見事に同点ゴールをゲット。その後、PK戦にまでもつれ込んだ試合には敗れたものの、インパクトのある移籍後初ゴールをマークしていた。
そして4日に行なわれたブラックプールとのテストマッチでは4-2-3-1のトップ下で先発し、1ゴール・1アシストという結果を出し、チームの勝利に貢献した。
クロップ監督は「タキ(南野の愛称)については、時間が必要だということは常にはっきりしていた。今の彼はその時間を消化し、今までと全く違う表情を見せてくれている」とコメント。新たな戦力として十分な期待を寄せていることを明かした。
さらには、ギニア代表MFナビ・ケイタ、ユース出身のMFカーティス・ジョーンズの名前を挙げ、「このトリオはとても良い変化を見せてくれている。ほかにもすでにチームにいた選手たちの力で、状況は改善できるはずだ」と自信を見せたという。
「昨シーズンは勝点99、一昨年は97点だったチームの話だ。ただ、結果だけではなく、試合の内容については改善できることはたくさんある。僕らはそこにも目を向けていくつもりだ」
クラブSNSなど反応からも、リバプールの新たな幕開けに、現地ファンも「タキ」に期待を寄せていることは明らかだ。果たして2シーズン目で、南野はその期待に応えることができるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部