16分、広瀬の負傷を受けてスクランブル出場!
[J1リーグ第12節]鹿島 1-1 G大阪/8月23日/カシマ
日本中の注目を集める一番となった。それも当然だろう。木曜日に現役引退を表明した鹿島アントラーズの元日本代表DF内田にとって、このガンバ大阪戦が現役ラストゲームとなったからだ。鹿島のザーゴ監督は32歳のレジェンドを、ベンチメンバーに指名した。
立ち上がりからアグレッシブな姿勢を打ち出すホームチーム。2分に和泉のパスに抜け出した土居が相手GK東口をテストすると、3分には和泉が果敢にシュートを狙う。しかし6分、前掛かりとなったところで見事なしっぺ返しを食らってしまう。パトリックの落としに呼応した倉田に右サイドをえぐられ、最後はファーで待ち構えた小野瀬に先制点を決められたのだ。
そして16分、鹿島をアクシデントが襲う。右SBの広瀬が右ハムストリングを傷めてプレー続行が不可能となり、ここでスクランブル出場を果たしたのが内田だ。三竿からキャプテンマークを託され、予定よりかなり早い時間帯でピッチに送り込まれた。
背番号2の登場に沸き立つスタンド。その存在に触発されてインテンシティーを高める選手たち。鹿島はにわかに攻勢を強め、32分にファンアラーノが、35分にも和泉が決定機を掴む。最終ラインに危うさを見せながらも、右サイドの内田が効果的にボールを引き出してはチームアタックを促進させ、得点の匂いを漂わせていった。
日本中の注目を集める一番となった。それも当然だろう。木曜日に現役引退を表明した鹿島アントラーズの元日本代表DF内田にとって、このガンバ大阪戦が現役ラストゲームとなったからだ。鹿島のザーゴ監督は32歳のレジェンドを、ベンチメンバーに指名した。
立ち上がりからアグレッシブな姿勢を打ち出すホームチーム。2分に和泉のパスに抜け出した土居が相手GK東口をテストすると、3分には和泉が果敢にシュートを狙う。しかし6分、前掛かりとなったところで見事なしっぺ返しを食らってしまう。パトリックの落としに呼応した倉田に右サイドをえぐられ、最後はファーで待ち構えた小野瀬に先制点を決められたのだ。
そして16分、鹿島をアクシデントが襲う。右SBの広瀬が右ハムストリングを傷めてプレー続行が不可能となり、ここでスクランブル出場を果たしたのが内田だ。三竿からキャプテンマークを託され、予定よりかなり早い時間帯でピッチに送り込まれた。
背番号2の登場に沸き立つスタンド。その存在に触発されてインテンシティーを高める選手たち。鹿島はにわかに攻勢を強め、32分にファンアラーノが、35分にも和泉が決定機を掴む。最終ラインに危うさを見せながらも、右サイドの内田が効果的にボールを引き出してはチームアタックを促進させ、得点の匂いを漂わせていった。
後半も鹿島がペースを握る。両サイドをバランス良く攻略してG大阪ゴールに迫るが、昌子、キム・ヨングォン、三浦の強力3バックに中央で弾き返され、枠内シュートを放っても好調を維持し続ける東口の好守に阻まれてしまう。なかなか堅陣を破れない。逆に53分、連携ミスを宇佐美に突かれて大ピンチを迎えたが、これはGK沖がファインセーブで切り抜け、事なきを得た。
62分、ザーゴ監督が動く。ファンアラーノと和泉に代え、遠藤と上田を投入して攻撃のテンポアップを狙う。これを受けて67分、G大阪の宮本監督は宇佐美と倉田を外して、高尾と小野というフレッシュなカードを切り、ディフェンシブな陣容を強化する。G大阪は74分に小野瀬、井手口が立て続けに好機を迎えるも、沖の冷静な対応の前に追加点を奪えなかった。その直後に鹿島は高校ルーキーコンビ、荒木&染野の二枚替えを敢行。両チームが激しい応酬を繰り返していく。
守備面での負荷が少ない内田は、最後まで積極果敢なオーバーラップを仕掛け、良質なクロスを何度か供給。その執念が、最後の最後で結実する。アディショナルタイム5分に犬飼が劇的ヘッドを決め、鹿島が劇的ドローに持ち込んだのだ。
試合はこれがラストプレーとなってタイムアップ。鹿島は内田の花道を勝利で飾ることはできなかったが、次代を担うヤングタレントたちが大いに存在を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
62分、ザーゴ監督が動く。ファンアラーノと和泉に代え、遠藤と上田を投入して攻撃のテンポアップを狙う。これを受けて67分、G大阪の宮本監督は宇佐美と倉田を外して、高尾と小野というフレッシュなカードを切り、ディフェンシブな陣容を強化する。G大阪は74分に小野瀬、井手口が立て続けに好機を迎えるも、沖の冷静な対応の前に追加点を奪えなかった。その直後に鹿島は高校ルーキーコンビ、荒木&染野の二枚替えを敢行。両チームが激しい応酬を繰り返していく。
守備面での負荷が少ない内田は、最後まで積極果敢なオーバーラップを仕掛け、良質なクロスを何度か供給。その執念が、最後の最後で結実する。アディショナルタイム5分に犬飼が劇的ヘッドを決め、鹿島が劇的ドローに持ち込んだのだ。
試合はこれがラストプレーとなってタイムアップ。鹿島は内田の花道を勝利で飾ることはできなかったが、次代を担うヤングタレントたちが大いに存在を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部