プロキャリアをスタートした千葉との09年以来の対戦
[J2・10節]町田0-2千葉/8月9日(日)/町田GIONスタジアム
0−2での敗戦を告げるホイッスルがGスタに鳴り響くと、水本裕貴はユニフォームの裾をまくり上げて顔の汗を拭った。09年、京都在籍時代に対戦して以来となった、プロキャリアがスタートしたクラブ、ジェフ千葉との古巣戦。「勝ちたかったのが本音です」とチームメイトと共に最後まで勝利を目指して戦ったが、それは叶わなかった。
広島でJ1連覇を経験し、元日本代表歴もあるCBの入団。クラブ史上トップクラスの実績を誇る選手が加入したことで、町田のトップリーグを目指す本気度が透けて見えた。
通算7年という長期政権を築いた相馬直樹監督が昨季限りで退任し、今季新たに町田の指揮官に就任したランコ・ポポヴィッチは、新シーズンの新主将に躊躇なく水本裕貴を指名した。
開幕節を消化してからコロナ禍の影響により、トレーニングもままならない日々は続いたが、再開したJ2も第10節を消化。4勝3分3敗の勝点13で13位に位置する町田で、トップクラスの経験値を有する水本が周囲にどんな波及効果を与えているのか。左SBのポジションでともに最終ラインを構成している奥山政幸はこう話す。
0−2での敗戦を告げるホイッスルがGスタに鳴り響くと、水本裕貴はユニフォームの裾をまくり上げて顔の汗を拭った。09年、京都在籍時代に対戦して以来となった、プロキャリアがスタートしたクラブ、ジェフ千葉との古巣戦。「勝ちたかったのが本音です」とチームメイトと共に最後まで勝利を目指して戦ったが、それは叶わなかった。
広島でJ1連覇を経験し、元日本代表歴もあるCBの入団。クラブ史上トップクラスの実績を誇る選手が加入したことで、町田のトップリーグを目指す本気度が透けて見えた。
通算7年という長期政権を築いた相馬直樹監督が昨季限りで退任し、今季新たに町田の指揮官に就任したランコ・ポポヴィッチは、新シーズンの新主将に躊躇なく水本裕貴を指名した。
開幕節を消化してからコロナ禍の影響により、トレーニングもままならない日々は続いたが、再開したJ2も第10節を消化。4勝3分3敗の勝点13で13位に位置する町田で、トップクラスの経験値を有する水本が周囲にどんな波及効果を与えているのか。左SBのポジションでともに最終ラインを構成している奥山政幸はこう話す。
「オン・ザ・ピッチでのプレーの質はもちろんのこと、オフ・ザ・ピッチでも練習に誰よりも早く来て、やるべきことをしっかりとやって練習で100%の質を作っていることが、あれだけのキャリアを構築してきた要因なのかなと思います。ピッチでは具体的にどうしてほしいということを伝えてくれますし、自分の考えを伝えるとそれも尊重してくれます。センターバックとしては前に出て潰してほしい場面で潰してくれます。ビルドアップではどうボールを動かすか、僕がどのポジションを取ると相手が嫌がるか、そういう部分を細かく指示してくれるので、すごく勉強になっています」