【鹿島】攻撃陣のベストの組み合わせを模索中。次節横浜戦で“最適解”を見出せるか

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2020年07月17日

「固定できれば、連係・連動をもっと高められる」

公式戦6連敗、得点はオウンゴールのみ。大不振の鹿島だが、ザーゴ監督は「こういう状況こそ、落ち着いて、冷静によりよい判断をしたい」と語る。(C)KASHIMA ANTLERS

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 鶏が先か、卵が先か――。

 ここまで公式戦6連敗、得点は相手のオウンゴールのみ。大不振の原因は、脆弱な得点力にあるのは間違いない。

 7月17日のオンライン取材に応じたザーゴ監督は「結果が出ていないなかで、選手の組み合わせをチョイスしながら、結果につなげられる人選をしたい」と語り、「固定できるようになれば、連係・連動をもっと高めることができる」と続ける。

 とりわけ、ボランチより前の攻撃陣の編成に、指揮官は頭を悩ませているようだ。今もベストの組み合わせを模索している段階である。

「結果が出ていないというところで、いろんなことを模索しなければいけないし、選択肢を増やさないといけない。結果が出ていれば問題はなかっただろうけど、勝利、ゴールがないなかで、先発だったり、途中出場だったり、結果に結びつけられる組み合わせを探している。選手たちにも、どこがいいのか聞いたりもして、できるだけやりやすい組み合わせ、ポジションでプレーできるようにしている」

 ベストの組み合わせではないから得点できないのか、得点できないからそれはベストの組み合わせではないのか。幸いにも、攻撃陣にはポテンシャルを秘めた若手、軸となりえる中堅、実績十分のベテランと駒は豊富に揃う。他のクラブと比べても、戦力的にはむしろ充実しているといっても過言ではない。

 指揮官は「これだけ連敗し、得点できないのは、現役の時も、指導者としても、味わったことがない」と明かす一方、「こういう状況こそ、落ち着いて、冷静によりよい判断をしていきたい」と気持ちを引き締める。

 次節のホーム横浜戦こそ、“最適解”を見出せるゲームにしたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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