【大分トリニータの最新序列】2連勝と好調な滑り出し――アタッカー陣の主軸は? 右ウイングバックには変革も

カテゴリ:Jリーグ

柚野真也

2020年07月10日

3バックは不動。ボランチの先発争いに佐藤が加われば戦術の幅が広がるが…

大分の最新序列。
②=2種登録、㊕=特別指定、+=怪我人

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 2月の開幕から、コロナ禍での約4か月の中断期間を経てJ1リーグも7月4日から再開された。“第2の開幕”とも言える、第2節、3節の2試合を終え、チーム内でも変化が生じている。スタメン争いの構図や今後の台頭が予想される若手などを踏まえ、大分の最新チーム内序列を紹介していく。

―――◆――◆―――

【FW】
 主軸として期待された知念、渡は2戦とも不発だった。連戦を考慮して先発メンバーを固定せずにいるが、両選手とも絶対的な選手にはなれていない。途中出場ながら鳥栖戦でアシスト、広島戦では得点を記録した三平は、誰と組んでも相性が良く、前線のオールラウンダーとして今後も重宝されそうだ。

 トップ下にコンバートされた田中が2得点、昨季J3で結果を残した髙澤はすでにJ1に順応しており、広島戦で1得点と結果を残した。2試合とも先発出場した特別指定の井上は爆発的なスピードが持ち味。自分の良さを出し切れてはいないが、既に戦力として頭数に計算されている。またコンディション不良の小塚、野村は出遅れている。

【MF】
 ボランチの小林裕と長谷川を固定して起用。3番手は島川だが、長短のパスを駆使して攻撃を組み立てる司令塔タイプの佐藤が先発争いに加われば、層が厚くなるだけでなく戦術の幅が広がる。

 昨季まで2年連続全試合先発出場を果たした松本が広島戦でスタメンから外れ、指定席だった右ウイングバックに変革が起きている。ただ、井上、田中、岩田がこのポジションで試されたがフィットしたとは言い切れない。一方の左サイドバックは新加入の香川が精度の高いクロスで2アシストと存在感を示している。
 
【DF】
 不動の3バック。昨季中盤戦から固定され、それぞれの持ち味である1対1の対応もさることながら、カバーリングでも周囲との好連係を見せている。広島戦では岩田に一列高いポジションを取らせるため、小出を3バックに投入した。守備面では問題なかったが、攻撃の組み立て時にタイミングが合わずボールをロストする場面もあり、先発組を脅かすまでに至っていない。新卒の羽田はエアバトルを得意としており、クローザーとして出場機会を得そうだ。

【GK】
 高木が鳥栖戦では起点となる正確なフィードで2得点に貢献。今や大分の顔として替えの利かない存在となった。セカンドGKはムン・キョンゴンがリードしているが、昨季J3でルーキながらフル出場した吉田のポテンシャルは高く評価されている。また2種登録の勝木はユースでの試合を優先することになる。リーグ戦ではアクシデントがない限り、高木以外の起用は考えづらいが、2番手争いは熾烈を極める。カップ戦ではムン、吉田が試される場面はありそうだ。

取材・文●柚野真也(フリーライター)

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