【川崎】多摩川クラシコの快勝を支えた守備陣。際立った“速くて強い”ジェジエウのカバーリング能力

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2020年07月10日

圧巻のスピードとフィジカルの強さを見せる

CBの相棒、谷口らとともにクリーンシートを達成したジェジエウ(4番)。相手のディエゴ・オリヴェイラとの激しいマッチアップは迫力があった。(C)SOCCER DIGEST

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[J1リーグ3節]FC東京0-4川崎/7月8日/味の素スタジアム

 川崎自慢の攻撃陣がしっかり仕事を果たし、FC東京を4-0で下した7月8日の多摩川クラシコ。注目は前線にいきがちだが、チーム全体の守備意識は高く、球際で身体を張り、攻守の切り替えを非常に素早く行なった点も勝因に挙げられる。

 その中でGKチョン・ソンリョンを中心とした守備陣は固さを見せ、CB谷口彰悟や左SB登里享平らもFC東京の攻撃にキッチリ対応。そしてこの日も高い身体能力を見せ、スケールの大きなプレーを示したのが、谷口とCBを組んだブラジル人助っ人ジェジエウだ。

 今季、例年よりも最終ラインを高く設定している川崎にとって、GKの守備範囲の拡大とともに、CBには背後のスペースの高いカバーリング能力が求められる。

 
 この仕事を自慢のスピードとフィジカルを活かして遂行するのがジェジエウだ。例えばFC東京戦の49分の場面。相手エースのディエゴ・オリヴェイラとスピード勝負になったシーンも、決して走り負けず、身体をぶつけあい、ボールをカットしてみせた。

 それ以外にも背後のボールに快足を飛ばして追い付き、ダイナミックなスライディングでクリアするなど、スケールの大きなプレーを披露。粗削りな面もあるが、観戦者に与えるインパクトはリーグ随一と言えるだろう。昨季もスタジアムを何度もどよめかせ、評価を日ごとに高めてきた。

 次戦は中2日で迎える7月11日のホーム、柏戦。5000人を上限に観客を入れてのゲームとなり、再び多くの人に衝撃を与えそうだ。楽しみなのはこちらもスピード、フィジカルを高いレベルで備えたケニア出身の柏FWオルンガとのマッチアップ。ぶつかり合う音が聞こえるような、激しい攻防に期待したい。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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