怒涛のゴールラッシュ。川崎が多摩川クラシコでFC東京を圧倒

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2020年07月08日

2ゴールの長谷川。今季爆発の予感が。

この日2ゴールと大活躍の長谷川(16番)。ハットトリックを決めそうな場面もあった。写真:サッカーダイジェスト

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[J1リーグ3節]FC東京0-4川崎/7月8日/味の素スタジアム

 味の素スタジアムで行なわれた第35回・多摩川クラシコ。残念ながら無観客での試合になったが、両チームともウォーミングアップ中から気合い十分のプレーを見せていた。

 そして、一種の緊迫感に包まれたゲームは10分近くまで一進一退の攻防が続いた。FC東京の東と川崎の長谷川がサイドで激しくマッチアップしたのをはじめ、局面局面でアグレッシブなバトルが展開。そんななか最初にチャンスを掴んだのは川崎だった。12分、小気味いいパスワークから最後は長谷川がシュート。これはクロスバーの上、枠外に外れたが、ここを境に川崎がペースを握った。

 先制点が生まれたのは17分。リズミカルなパス回しから大島のゴール正面からのミドルが決まり、アウェーの川﨑が先制した。

 川崎の勢いは止まらず、続く23分には山根のお膳立てからレアンドロ・ダミアンが技ありのヒールショットを蹴り込み、リードを2点に広げた。

 さらに28分には右サイドの崩しからレアンドロ・ダミアンが落として、長谷川が強烈な一撃を突き刺し、川崎が3-0とした。

 なんとか反撃したいFC東京は42分にMFの高萩を下げてFWのアダイウトンを投入。しかし──。
 
 そんな相手を横目に川崎は前半終了間際に長谷川のゴールで追加点。4-0とFC東京の守備陣を切り裂いた。この日前半だけで2ゴールの長谷川は、前節の鹿島戦に続き好調をアピール。今季爆発の予感が漂う活躍を披露した。

 川崎の4-0で迎えた後半は、FWの紺野とDFの室屋をピッチに送り込んだFC東京が最初は攻め込む展開もスコアが動かず。双方とも選手交代を積極的に行なったが、川崎がFC東京の攻撃を上手くかわすという試合巧者ぶりを発揮した。

 結局、川崎がFC東京を圧倒。昨季の味の素スタジアムでのゲーム(川崎が3-0で勝利)と同様、完璧に近いパフォーマンスで多摩川クラシコを制した。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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