夏のインターハイが史上初の中止となった。活躍の場を奪われて苦渋の日々を送りながらも、開幕が近づく高円宮杯や秋の選手権予選に向けて、全国各地のチームも選手たちも雌伏のときを過ごしている。
 
　昨年以上に群雄割拠の様相を呈するなか、スターダムを駆けあがりそうな注目タレントは誰か。ここではプロ内定を勝ち取りそうなキラ星から一気に声価を高めている上昇株や期待のルーキーまで、編集部が厳選した男女300人の『逸材』たちを紹介する。第５回目となる今回は中国・四国編だ。
 
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※実績の表記は下記の通り。
U‒00＝年代別日本代表（2019～20年実績）、高校選抜＝日本高校選抜（欧州遠征メンバー候補）、00国体＝国民体育大会出場メンバー（16歳以下の県選抜）
 
【中国・四国】
No.176
MF
オタボー・ケネス
高知中央（高知）／３年／175センチ・58キロ
プレースタイル：チャンスメーカー
実績：―
U-17ナイジェリア代表に選ばれた実力はホンモノ。リーチの長さと技術の高さを活かしたキープ力が売りのボランチで、チームが苦しい時にゴールを奪える決定力も魅力だ。
 
No.177
MF
宮本大輝
みやもと・だいき
四国学院大香川西（香川）／３年／161センチ・52キロ
プレースタイル：ドリブラー
実績：―
入学１年目からスタメンを張り続けてきた実力者だ。スピードと小柄な体格を駆使したドリブルでサイドを何度も突破し、決定機を生み出す。今季は主将としても期待される。
 
No.178
FW
中田樹音
なかた・じゅのん
岡山学芸館（岡山）／３年／172センチ・64キロ
プレースタイル：ザ・ストライカー
実績：―
岡山U-18で10番を背負ってプリンス得点王に輝いた点取り屋が、今春に電撃移籍。得点パターンが豊富で、左右両足から放つ正確なシュートでスタンドに歓喜を呼び込む。
 
No.179
DF
岩本剛気
いわもと・ごうき
立正大淞南（島根）／２年／184センチ・82キロ
プレースタイル：ディフェンスリーダー
実績：―
プレーの安定感には欠けるが、潜在能力の高さを感じさせるCB。競り合いの強さと精緻なロングフィードが武器で、今季は主力としての自覚が一層高まり、飛躍の予感が漂う。
 
No.180
DF
田中誠太郎
たなか・せいたろう
高川学園（山口）／３年／180センチ・68キロ
プレースタイル：ディフェンスリーダー
実績：18国体、19国体
カバーリングと対人の強さが光る頭脳派CBながら、攻撃への貢献度の高さも見逃せない。ボールを奪うと最終ラインから積極的に攻め上がり、攻撃にアクセントを加える。
 
No.181
DF
三倉頼真
みくら・らいしん
徳島市立（徳島）／３年／186センチ・67キロ
プレースタイル：ディフェンスリーダー
実績：―
高身長を活かした空中戦の強さが際立つ守備者で、実力の高さは８強入りした昨季の選手権で証明済み。左足から放つロングシュートと縦パスで攻撃の起点としても機能する。
 
No.182
MF
﨑山友太
さきやま・ゆうた
米子北（鳥取）／３年／170センチ・60キロ
プレースタイル：ドリブラー
実績：―
スピードを利した飛び出しとドリブルが魅力のアタッカーだ。シュートの上手さも持ち味で、昨夏のインターハイでは１回戦でハットトリックを決めて、優秀選手に選ばれた。
 
No.183
FW
髙瀬太聖
たかせ・たいせい
今治東（愛媛）／３年／172センチ・65キロ
プレースタイル：スピードスター
実績：18国体
ゴールへの積極性が増した昨季は選手権で２得点をマーク。パスが出ると瞬時にトップスピードまで加速し、いとも簡単に相手ＤＦの背後へ飛び出す。まさに動きは職人技だ。

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