ひとりの熱烈なナポリ・サポーターが話題となっている。

　イタリアでは“売れっ子”の子役として知られる、ルドヴィカ・ナスティさんだ。

　現在13歳の彼女は、2018年から放送されている「L'Amica Geniale」（日本では『リラとわたし』という題名で出版された小説が原作）のドラマシリーズや、イタリア国内で1996年から放送されている長寿ドラマ「Un posto al sole」に出演。高い演技力が評判を集めている。

　自らもプレーするほどのサッカー好きとしても知られ、とりわけナポリへは飽くなき愛情を注いでいるというナスティさんがこの程、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じ、サッカーと愛するクラブについて語った。
 

「私はフォワードとして４年間もサッカーをしていて、ナポリの大ファン。スポーツ全般を愛しているけど、とくにサッカーをやっている時はすべての不安から解き放たれる。男の子と一緒にプレーしているけど、彼らから差別されるようなことはないわ」

　さらに南イタリアの雄への愛は止まらない。

「ガットゥーゾ監督は間違いなく偉大な監督で、何よりもとても強い人。このナポリで上手くいくことをみんなが祈っている。どの選手が一番好きか？ 私はロレンツォ・インシーニェが大好き。でも、まだ会ったことはないの。いつかは……。ロレンツォ、私はここにいるわ！」

　小さくも、熱いサポーターの存在に、他のナポリ・ファンも反応。ツイッターなどのSNSでは、「頼もしい存在だ」や「ガットゥーゾの支えになる」「スクデットのために必要な力になる」といったコメントが相次いだ。

　現地時間６月13日にインテルとのコッパイタリア準決勝セカンドレグで再開戦を迎えるナポリ。そんな彼らにとってナスティの応援は小さくない力になりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部