ついにJリーグ再開の日程が発表された――。Jリーグは５月29日、臨時実行員会を開催し、新型コロナウイルスの影響で中断となっていたリーグ戦を６月27日にJ２再開、J３開幕、またJ１は７月４日に再開することを決定した。

　今季のJリーグは、２月16日にルヴァンカップ、同21日にJ１リーグ、同23日にJ２リーグの開幕戦をそれぞれ開催。しかし、直後の25日に新型コロナウイルスの影響によって、公式戦の中断を発表した。当初は３月15日までの中断、同18日の再開を目指していたものの、同12日に１度目の中断期間延長を発表。同25日には２度目の延長が決定。さらに４月３日には３度目の延期が決まり、再開へのスケジュールも一時白紙としていた。

　４月７日に東京や大阪を含む７都府県の地域を対象に発令された緊急事態宣言はその後、全都道府県に拡大されたものの、５月25日に全て解除された。

　そんななか、Jリーグは５月29日に「第８回臨時実行委員会」を開催し、その後オンライン上でメディアブリーフィングを行なった。
 

　村井満チェアマンは冒頭で「全クラブの実行委員から開幕に向けての想いを聞いていた」と説明し、「再開に向けたガイドラインの整備を進めています」「３月から体調管理やさまざまな対応を重ねてきた」と語り、「国民の皆様にご迷惑をおかけしない範囲で選手全員のPCR検査の実施の目途も付きました」と報告した。

　新型コロナウイルス対策として詳細なガイドラインも設定しており、出来得る限り最大限の準備を行なってリーグ再開を目指す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部