首位チームが降格圏に沈む相手に負けたのは――
破竹の連勝を続けてきたレッズに、ついに土がついた。
現地時間2月29日に行なわれたプレミアリーグ第28節で、19位のワトフォードと敵地で対戦したリバプールは0-3と完敗。今シーズン初黒星を喫した。
普段の鋭い攻撃が鳴りを潜めたリバプールは、ワトフォードの堅守に手こずり、前半を枠内シュートゼロで終える。すると、54分と60分にイスマイラ・サールにゴールで立て続けに失点し、72分に相手エースのトロイ・ディーニーにトドメの一撃を決められて、万事休した。
プレミアリーグでは、昨年1月3日のマンチェスター・シティ戦以来、実に45試合ぶりの敗北。サッカーのあらゆる統計をまとめている『Opta』によれば、英国のトップリーグにおいて、首位チームが降格圏に沈むチームに3点差以上で敗れたのは、1985年11月にマンチェスター・ユナイテッドがレスターに0-3で屈した時以来だという。
現地時間2月29日に行なわれたプレミアリーグ第28節で、19位のワトフォードと敵地で対戦したリバプールは0-3と完敗。今シーズン初黒星を喫した。
普段の鋭い攻撃が鳴りを潜めたリバプールは、ワトフォードの堅守に手こずり、前半を枠内シュートゼロで終える。すると、54分と60分にイスマイラ・サールにゴールで立て続けに失点し、72分に相手エースのトロイ・ディーニーにトドメの一撃を決められて、万事休した。
プレミアリーグでは、昨年1月3日のマンチェスター・シティ戦以来、実に45試合ぶりの敗北。サッカーのあらゆる統計をまとめている『Opta』によれば、英国のトップリーグにおいて、首位チームが降格圏に沈むチームに3点差以上で敗れたのは、1985年11月にマンチェスター・ユナイテッドがレスターに0-3で屈した時以来だという。
文字通りの歴史的な敗戦を英メディアも大々的に取り上げている。英紙『The Guardian』は、次のように驚きをもって戦評を記している。
「リバプールがプレミアで423日ぶりに負けた。それも明白な完敗で、無敗優勝が消滅したのだ。何が起きていたのか? シンプルにリバプールが打ちのめされたのだ。開始直後から試合終了の瞬間まで、ワトフォードはリスペクトすべき相手に一切の劣等感を見せずに完璧な一体感と積極性、そして潜在能力の高さを見せつけた」
イングランド代表のレジェンド、アラン・シアラーは、英公共放送『BBC』のハイライト番組「Match of the Day」で出色のパフォーマンスを披露したワトフォードを絶賛した。
「キックオフから試合終了までワトフォードがリバプールをボコボコにしていたね。ボールへの寄せ、全てのタックル、チームとしてのプレスの掛け方など、完全に圧倒していたね。リバプールの枠内シュートは1本だけだ。これはホームチームがどれだけ優れた守りを見せたかの証明だ。実に素晴らしかったよ」
ついに止まったリバプール。いまだ2位シティとは22ポイント差を付けているため、圧倒的に優位なのは変わりないとはいえ、、チャンピオンズ・リーグのアトレティコ・マドリー戦に続く完封負けで、勢いに翳りが見え始めているのも事実。現地時間3月3日に行なわれるチェルシーとのFAカップ5回戦は、再び流れを取り戻すうえで重要な一戦となりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部