破談を受けてアトレティコ会長が批判
今冬の移籍市場に去就騒動でサッカー界を賑わせたウルグアイ代表FWのエディンソン・カバーニは、最終的にパリ・サンジェルマンに残ることになった。
現地時間1月31日に締まった今冬の移籍市場で、出場機会を求めてパリSGに退団を直訴していたカバーニの元には、欧州メガクラブが触手を伸ばし、とりわけアトレティコ・マドリーが熱心にアプローチ。1500万ユーロ(約18億円)での移籍金を支払うことでクラブ間合意に達していたと報じられた。
だが、結局カバーニはパリSGに残留。スペイン紙『Marca』は、交渉が決裂した要因は、選手側が土壇場になって移籍金と同等のボーナスを要求したからだと伝えている。
マドリードに拠点を構える『Marca』によれば、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は、名前こそ出さなかったが、カバーニ側の振る舞いを次のようにこき下ろしている。
「これは恥だと思う。誰かと指摘したくはないが、一部の選手とその代理人や家族の状況は恥ずべきものがある」
現地時間1月31日に締まった今冬の移籍市場で、出場機会を求めてパリSGに退団を直訴していたカバーニの元には、欧州メガクラブが触手を伸ばし、とりわけアトレティコ・マドリーが熱心にアプローチ。1500万ユーロ(約18億円)での移籍金を支払うことでクラブ間合意に達していたと報じられた。
だが、結局カバーニはパリSGに残留。スペイン紙『Marca』は、交渉が決裂した要因は、選手側が土壇場になって移籍金と同等のボーナスを要求したからだと伝えている。
マドリードに拠点を構える『Marca』によれば、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は、名前こそ出さなかったが、カバーニ側の振る舞いを次のようにこき下ろしている。
「これは恥だと思う。誰かと指摘したくはないが、一部の選手とその代理人や家族の状況は恥ずべきものがある」
これにカバーニの代理人を務める実兄のワルテル・グッリェルモーネ氏が憤怒した。スペイン・メディア『Cadena Ser』の取材で、「エディンソンはパリ・サンジェルマンよりも低い給与を受け入れることで合意していた」と発言し、交渉の舞台裏を明かしたのだ。
「アトレティコは、交渉のために必要とされた金額を払うことができなかった。パリも要求額を下げなかった」
さらにグッリェルモーネ氏は、まるで“守銭奴”にように揶揄されたことにも、痛烈に反論している。
「エディは先月、パリSGでほとんどプレー機会がなかった。それなのに私が自分のコミッションを要求して、彼のアトレティコでプレーするという夢を邪魔するなんて普通に考えてありえない。カネが目当てで、それを最優先に考えていたならば、エディは、とっくにマンチェスター(・ユナイテッド)かチェルシーか、とにかくイングランドに移籍していた。
そもそも、エンリケ・セレソって人物はいったい誰なんだ? そんな人間は交渉の場で一度も会ったことはない。アトレティコはファンに対して、獲得を失敗した言い訳をする必要があったんだろう」
今のまま、契約更新がなければ、今年6月にはフリーの身となるカバーニ。だが、代理人とセレソ会長が衝突している現状を考えると、アトレティコへの移籍は実現する可能性は低そうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部