「取られたら取り返す」(霜田監督)と積極的な補強

霜田正浩監督と山口の新加入選手たち。下段左から、ヘニキ、安在和樹、田中陸、霜田正浩監督、村田和哉、森晃太、伊東稜晟。上段左から、国本玲央、林瑞輝、菊地光将、眞鍋旭輝、小松蓮、浮田健誠。霜田監督が手に持つのが新スローガンだ。写真:上田真之介(フリーライター)

霜田正浩監督は「取られた分を取り返せた」と補強に一定の手応え。写真:上田真之介(フリーライター)
山口は1月19日、山口県宇部市で2020年シーズンの新体制発表会を開催した。会場には約650人のサポーターが訪れ、霜田正浩監督は「皆さんに背中を押していただき、一緒になって戦っていただき、最後に笑えるいいシーズンにしたい」と抱負を語った。
昨季のキャプテンだった三幸秀稔が湘南、副主将だった前貴之が横浜に移籍するなど主力の多くがJ1に個人昇格。約半数を新加入選手で構成せざるを得なくなったが、今オフでは栃木からヘニキ、大宮から菊地光将を獲得するなど積極的な補強で流出した戦力に対応している。霜田監督は新体制発表会の冒頭で挨拶し、「山口に来て成長し、上のディビジョンに引っ張られることはクラブとしても、個人としても嬉しく思う。しかし、取られたら取り返す。ちゃんと取り返しました」と胸を張った。
新加入選手のうち、ソーシャルメディアで積極的な発信をしている村田和哉は「このクラブをさらにいいものにして、サッカーを通じて山口県を盛り上げていきたい。それを若い選手たちと一緒にやっていければと思う」と熱弁。山口ユースからトップチームに昇格した伊東稜晟は「初のユースからの昇格選手として自覚と責任を持って頑張っていく」と誓った。
昨季のキャプテンだった三幸秀稔が湘南、副主将だった前貴之が横浜に移籍するなど主力の多くがJ1に個人昇格。約半数を新加入選手で構成せざるを得なくなったが、今オフでは栃木からヘニキ、大宮から菊地光将を獲得するなど積極的な補強で流出した戦力に対応している。霜田監督は新体制発表会の冒頭で挨拶し、「山口に来て成長し、上のディビジョンに引っ張られることはクラブとしても、個人としても嬉しく思う。しかし、取られたら取り返す。ちゃんと取り返しました」と胸を張った。
新加入選手のうち、ソーシャルメディアで積極的な発信をしている村田和哉は「このクラブをさらにいいものにして、サッカーを通じて山口県を盛り上げていきたい。それを若い選手たちと一緒にやっていければと思う」と熱弁。山口ユースからトップチームに昇格した伊東稜晟は「初のユースからの昇格選手として自覚と責任を持って頑張っていく」と誓った。

新戦力の村田和哉は「山口県を盛り上げたい」と熱を込めた。写真:上田真之介(フリーライター)

山口の新体制発表会で挨拶する新戦力の菊地光将。副キャプテンにも選出された。写真:上田真之介(フリーライター)
また、キャプテンは4年目の池上丈二となり、霜田監督が自ら発表した。副キャプテンには高宇洋と菊地を指名。キャプテンに就任した池上は「今までキャプテンという立場はなかったが、僕なりにキャプテンとしてチームを引っ張っていきたい」と力強くコメントした。
今季のクラブスローガンも新体制発表会にあわせて公表。吉田松陰の言葉から着想を得た「GO CRAZY(ゴー・クレイジー) 昇格へ狂いたまえ」という一風変わったスローガンがスクリーンに映し出され、会場からはどよめきも起きた。霜田監督は「Jリーグのクラブの中でも、クレイジーや『狂』という漢字を使えるのは(松陰を輩出した)山口だけ。他のチームと差別化を図れる。クレイジーなことをやりながらJ1に向かって行きたい」と話し、アグレッシブなサッカーによる奮闘を約束した。
新戦力のうちイウリとサンドロは欠席。山口は23日からタイでキャンプを行ない、対外試合などを経て開幕に向けてチームの成熟を図る。
取材・文●上田真之介(フリーライター)
今季のクラブスローガンも新体制発表会にあわせて公表。吉田松陰の言葉から着想を得た「GO CRAZY(ゴー・クレイジー) 昇格へ狂いたまえ」という一風変わったスローガンがスクリーンに映し出され、会場からはどよめきも起きた。霜田監督は「Jリーグのクラブの中でも、クレイジーや『狂』という漢字を使えるのは(松陰を輩出した)山口だけ。他のチームと差別化を図れる。クレイジーなことをやりながらJ1に向かって行きたい」と話し、アグレッシブなサッカーによる奮闘を約束した。
新戦力のうちイウリとサンドロは欠席。山口は23日からタイでキャンプを行ない、対外試合などを経て開幕に向けてチームの成熟を図る。
取材・文●上田真之介(フリーライター)