「僕から何かを盗むなんて…」ロナウジーニョが若き日のメッシとの日々を回想!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年01月18日

「監督に一緒に練習させるように話した」

バルセロナの「10番」はロナウジーニョ(左)からメッシ(右)へと引き継がれた。(C)Getty Images

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 まだリオネル・メッシがその才能を披露し始めたばかりのころ、バルセロナでは元ブラジル代表のロナウジーニョが世界を沸かせていた。

 そのロナウジーニョがスペインの雑誌『Panenka』で、後輩メッシに言及した。『Marca』紙によると、ロナウジーニョは「バルサに来た時には、際立った少年のことが話題になっていた」と述べている。

「それから僕たちは友人になり、一緒にプレーするようになって、とてもうまくいった。彼はだれとも違っていて、(当時の監督フランク・)ライカールトに彼を一緒に練習させるように話したんだ。すべてがあっという間のことだった」

 さらに、ロナウジーニョは「彼の初ゴールで自分がアシストできたのは幸運だったね。世界を制した選手をスタートから近くで見られたのはとても素晴らしかった」と続けた。

「僕たちはずっと仲が良かった。彼がスペイン語を、僕がポルトガル語を教えてね。でも、サッカーに関しては完璧に分かり合っていた。レオはすべてを有していた。僕から何かを盗む必要なんてまったくなかったのさ」
 
 また、バルサについて「最初の試合からずっと喜びだった。たくさんの思い出がある」と話したロナウジーニョは、ライカールトを「非常に素晴らしい監督。一緒に仕事した中で最高」と称賛している。

「自分のサッカーをするために、とても自由にやらせてくれた。ボールを持っていない時は、自分たちがやるべきこともあったけど、ボールを持っている時は完全に自由を感じさせてくれたんだ」

 その自由を手にした時に、類まれな技術でファンを沸かせたロナウジーニョ。そのファンタジスタが「すべてを有していた」とたたえるメッシ。改めて、当時のバルセロナのすごさが分かるエピソードだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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