22年ぶりの“オリンピック・ゴール”
ドイツが誇る“精密機械”が、衝撃的な一撃を放った。
現地時間1月8日にサウジアラビアで開催されたスペイン・スーパーカップ準決勝で、レアル・マドリーは、バレンシアに3-1と競り勝った。
この一戦で強烈な一発を見舞ったのが、ドイツ代表MFのトニ・クロースだ。15分、左CKのキッカーを務めると、相手GKのハウメ・ドメネクがゴールマウスを飛び出して、味方のマークを確認している瞬間を見逃さずに、素早く右足を振り抜く。ゴール方向へと鋭く曲がったボールは、ドメネクの必死のセーブをかわして、ゴールに吸い込まれた。
その相手の隙を見逃さない洞察力と角度のないところからゴールへと蹴り込むキック精度は、「精密機械」と評されるクロースの面目躍如といったところ。スペイン・メディアもこのドイツ代表MFの一撃を称賛している。
現地時間1月8日にサウジアラビアで開催されたスペイン・スーパーカップ準決勝で、レアル・マドリーは、バレンシアに3-1と競り勝った。
この一戦で強烈な一発を見舞ったのが、ドイツ代表MFのトニ・クロースだ。15分、左CKのキッカーを務めると、相手GKのハウメ・ドメネクがゴールマウスを飛び出して、味方のマークを確認している瞬間を見逃さずに、素早く右足を振り抜く。ゴール方向へと鋭く曲がったボールは、ドメネクの必死のセーブをかわして、ゴールに吸い込まれた。
その相手の隙を見逃さない洞察力と角度のないところからゴールへと蹴り込むキック精度は、「精密機械」と評されるクロースの面目躍如といったところ。スペイン・メディアもこのドイツ代表MFの一撃を称賛している。
スペイン紙『Marca』は、マドリーでCKから直接ゴールを奪ったのは、1997年12月14日に行なわれたラ・リーガのメリダ戦でクロアチア代表FWのダボル・シュケルが決めて以来であることを紹介したうえで、「エル・ブランコ(マドリーの愛称)のナンバー8は、相手キーパーが眠っている間に、絶妙なキックで“オリンピック・ゴール(欧州におけるCKからの直接ゴールの総称)”を決めた」と称えた。
また、同紙はファンに向け、「この芸術弾がクロースの才覚によるものか、ドメネクの凡ミスか、それとも両方か」という緊急アンケートを実施。3万7000人を超える投票の結果、半数以上の51パーセントが「クロースの才覚」によるものだと回答。「ドメネクの凡ミス」は、「両方」と答えたファン(26パーセント)より少ない23パーセントに留まった。
クロースが放ったクラブ史上22年ぶりの芸術弾もあって、2020年は連勝スタートとなったマドリー。現地時間1月12日に行なわれる決勝では、バルセロナ対アトレティコ・マドリーの勝者と対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部